ドイツ人が見た隣国:ツヴェツコフの「偏見の地図」

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どの国の国民にも、隣国についてのステロタイプなイメージがあるらしいが、ドイツ人は隣国についてどんなイメージを抱いているか。ブルガリア人デザイナーのヤンコ・ツヴェツコフ(Yanko Tsvetskov)が、そんなイメージ・マップを作成して、出版した。本の題名は「偏見の地図」という。

西隣に位置し、長い付き合いのある国フランスは「エッフェル・タワーのある国」、そのまた隣のスペインは「安いホテに泊れる国」、ポルトガルは「海のある国」ということになる。イギリスは「暗号をハッキングする国」であり、アイルランドは「ウィスキーの国」、デンマークは「海賊の国」である。ノルウェーは「雨が沢山降る国」であり、スウェーデンは「イケア」の国であり、フィンランドは「携帯電話の生産国」である。

ロシアは「ガスの貯蔵庫」であり、ベラロシアやウクライナは「ガスのパイプラインの通る国」である。バルト諸国は「古くからの友人」であり、ルーマニアは「ヴァンパイアの跳梁する国」であり、トルコは「労働力の供給国」ということになる。

東隣のポーランドは「近郊野菜の産地」であり、南隣のオーストリアは「シュニッツェル(カツレツ)の産地」であり、イタリアは「ピザと美術館の国」ということになる。

面白いのは、西の人たちが東の同僚を見る目で、彼らにとって旧東ドイツの田舎者たちは「プロレタリアート」なのだそうだ。(写真はツヴェツコフの著作から)







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