シリアからツイッターへサイバー攻撃

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今朝(8月28日)ツイッターのアカウントにアクセスしようとしたら、殆ど白紙に近い画面が現れてきた。おかしいなとは思ったが、そのうち修復するだろうと軽く見ていたら、なかなか治らない、そのうち、これはハッカー集団によるサイバー攻撃だということを、ワシントン・ポストが伝えた。だとすれば、ゆゆしき事態なわけだ。

ポストは、これはニューヨーク・タイムズから得た情報だとしたうえで、シリアに根拠を置くハッカー集団シリア電子軍(SEA)が犯行声明を出したと伝えた。今の所、ツイッターのユーザー情報の流出などが起こっているかどうか、詳しいことはわかっていないようだが、犯行声明によれば、ツイッターのドメインそのものを乗っ取ったということだから、本当だとしたら、ツイッターの存続基盤にかかわる重大事態が生じているわけだ。

このハッカー集団は、他にも、ガーディアン、AP、ワシントン・ポストなどにもサイバー攻撃を仕掛けたそうだ。これらのサイトにアクセスすると自動的に、SEAのサイトにリダイレクトされるように仕組んだという。(まだ一部のユーザーに限られているらしいが)

このハッカー集団の真の意図が何であるか、よくはわからぬが、サイバー空間にもテロリズムが進出するようになったことを、劇的な形でわからせたようだ。

(なお、筆者のツイッター・アカウントは日本時間午後2時ごろに修復されていたことがわかった。このことに関してツイッター側は、個々のユーザーデータは影響を受けないと表明したが、今後システムにどのような影響が生じるのか、まだよくわからないようだ)

(参考)Syrian hackers claim responsibility for disrupting Twitter, New York Times Web site By Hayley Tsukayama and Paul Farhi Washington Post







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