世界一醜悪な街では困る:舛添都知事への提案

| コメント(0)
新たに都知事になった舛添氏が、東京を「世界一の街」にすると意気込んでいるそうだ。筆者もその意気ごみには賛成だ。そこで舛添氏の意気を買って、ひとつ提案したいことがある。東京の景観を、世界一とは言えないまでも、世界一流のレベルまで引き上げて欲しい。というのも今の東京の景観は、歴史と文化を誇る国の首都としては、あまりにもお粗末だからだ。

東京の景観を損なっている最大の要因は首都高速道路だ。なにしろ東京のシンボルともいうべき日本橋の上に覆いかぶさるなど、都心の景観を台無しにしている最大の元凶だ。世界の一流国家の首都で、都心に高速道路が走っているところなど一つもない。北京でさえ、そんな野蛮な景観は見られない。そこで、首都高速道路が老朽化して、次世代のあり方を議論すべき段階に来ている今、思い切って都心から高速道路を追放して、東京の景観を美しいものに復活させてほしい。

舛添知事は、6年半後の東京オリンピックを念頭において、それまでに首都高速道路の改修工事を終わらせたいといっているそうだ。それがどういう意味なのか、いまのところ詳しくは伝わってこないが、今ある高速道路をそのまま改修するようなことは、絶対にやめてほしい。そんなことをしたら、東京は歴史と文化を持った国の首都としては世界一醜悪な街のままに取り残される。同じ世界一でもそんな世界一では困る。そんなことだけは、絶対にしてほしくないものだ。









コメントする

アーカイブ