世界一醜い犬

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世の中には物好きな人が絶えないと見えて、自分の犬こそ世界一醜いと主張して、互いに愛犬の醜さを競い合う人たちがいるそうだ。そんなコンテストが今年もアメリカのカリフォルニアで開催され、この写真の犬が優勝したという。二歳の雑種犬で、顔つきが犬らしくなく醜悪だとして、見事栄冠に輝いた。

この犬が醜悪なのは、生まれつきではない。心無い人間によって虐待された結果、こんな顔になってしまったのだ。瞼は剥ぎ取られて瞳を閉じることができず、唇の周辺の肉もそぎとられて常に歯がむき出しになっている。こんなことをしたのは無論飼い主ではない。飼い主のチャンドラーさんは、犬の愛護団体からこの犬の里親を引き受けただけだ。

それにしても、世の中にはひどいことをする人間もいるものだ。この犬の場合には、何が原因でこんなことになったのか、事情がよくわからないが、いずれにしても、非難に値する行為というべきだろう。

しかし、犬にとってなにが残酷か、その基準は国によって必ずしも一致していないようで、世界には犬の肉を食う民族もある。中国では最近、犬肉祭というのが催され、大勢の犬が殺されて、肉を食われたそうだ。犬を食った人々にとっては、犬を食うのは彼らの伝統的な食文化であり、他の民族の人たちからとやかくいわれる筋合いはない、ということらしい。







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