ティティ・モンキー:樹上生活の小猿類

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写真(National Geographic )は、ブラジルはマット・グロッソの密林地帯に生息する小型の猿(体重が1.5キロ程度)ティティ・モンキーの仲間ミルトン・ティティ・モンキー。最近、三十種ばかりあるティティ・モンキーの新種として発見された。特徴は、灰色の顔にイェロー・オーカーの頬、それにオレンジ色の長い尻尾だ。

木の実や果物を食い、一対の大人のカップルとその子供からなる家族を形成し、仲良く木の上で生活している。泳ぎができず、また地上を歩くのも苦手なので、専ら木の上で生活しているのだそうだ。家族の絆は高く、尻尾を互いに絡ませ合うことで、なおもその絆を強めているという。臆病な性質で、人間を見ると密林深く逃げ込んでしまうが、その泣き声をマネして呼びかけると、反応して来るという。

今まで発見されなかったのは、その臆病な性格の為らしい。しかし、森林破壊が進むにつれて、彼らを匿ってくれる密林の茂みも減少し、それに伴って、人と鉢合わせする機会が増えたということらしい。ブラジルの森林破壊はとどまることを知らないので、彼らを匿ってくれる場所がなくなるのは時間の問題だろう。そうなれば、またひとつ、絶滅危惧種が増えるということになる。







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