EGS-zs8-1 観測史上最遠距離の銀河

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EGS-zs8-1は、うしかい座にある銀河で、観測史上地球から最遠の距離にある。この銀河は米イェール大学の観測チームによって発見されたが、チームの測定によれば、その距離は地球から131億光年離れている。宇宙の最古の時期に形成された銀河の一つで、生誕の時期はビッグバンから6億7千万年後のことと推測される。

これを整理すると、ビッグバンは138億年前のことであり、それから6億7千万年後にこの銀河が生誕し、その距離が地球から131億光年離れているということになる。宇宙生成の初期にできたこの銀河は、宇宙の先端にあると考えられる。一方太陽系ができたのは、宇宙生成から90億年以上後のことである。これらの情報を与件として、宇宙における太陽系の位置を推測すると、どういうことになるか。そんことを考え出すと、そのうち頭が痛くなってくる。

なお、この銀河は、我々の銀河より80倍もの速度で、新たな星を形成しつつあると推測されている。





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