幸運を呼び寄せる宝くじ爺さん

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東京を描く市民の会の皆さんと落ち合う場所になっていた地下鉄浅草橋の駅入り口に来てみると、ご覧のような光景が目を引いた。小さな路上宝くじ売り場に、人が列を作っているのである。列そのものは長蛇の列というほどではないが、切れ目がないのである。しばらく眺めている間にも、いつも数人がこのように列を作っている。よく見ると、売り場の周りに過去の実績のようなものを記載した紙が貼られていて、それを見ると、この売り場から多くの当たり籤が出たことを誇っている。この売り場に集まってくる人々は、どうもその籤運に自分もあやかりたいと思っているのだろう。

売り場の主人は秀じいさんというらしい。売り場の上部に、この爺さんの似顔絵が貼ってあったが、それをみると大黒様のようににこやかな顔つきで、いかにも運を招き寄せる相である。

その運にまどわされたというのでもなかろうが、たまたまここを通り過ぎたと思われる人も、列に並ぶ始末だ。我々の会のメンバーにも、この列に並んだ人がいた。その人に聞いてみると、爺さんはただ籤券を捌くだけではなく、お客におまじないのような言葉をかけた上に、当選を祈願したお札までくれたそうだ。これだけしてもらったのだから、私もきっと当たるに違いない、とその人は言っていた。

小生はといえば、小生には運をかつぐ習慣はないので、つられて籤を求めることはしなかった。ただその眺めが面白いので、しばらく見ていただけである。 





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