雨を避けるオランウータン

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写真(National Geographic)は、バリ島のある場所(動物園だと思う)で偶然に撮影されたもの。一人のカメラマンがオランウータンを観察していたところ、突然雨が降り始めたので、カメラを片付けて立ち去ろうとしたら、オランウータンがタロイモの葉っぱを抜き取って、それを自分の頭の上にかざした。その姿が非常に愛嬌があったので、急いでカメラを取り出して撮影したのがこの一枚。

雨はかなり激しく降っている。一枚のタロイモの葉っぱでは、とても全身は蔽えないが、せめて頭ぐらいは濡れずにすむ。オランウータンでも、雨に濡れるのは苦手らしい。

野生のオランウータンは、ジャングルの中で樹上生活をしているから、大雨に見舞われると、葉陰に身を寄せてなるべく濡れないように気を使う。ところが平地ではそういうわけにもいかないので、身近にあるもので雨を避ける役にたちそうなものを選んで、このようなパフォーマンスをするのだろう。






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