民進党はナンバーツーを目指します

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民進党の代表選で蓮舫氏が勝利し、民進党として初めて選ばれた女性党首となった。蓮舫氏といえば、民主党時代の事業仕訳で、スーパーコンピュータの国際開発競争をめぐり、何故一位ではなく二位ではだめなのか、二位でもよいではないか、と主張して大方の失笑を買ったことは多くの人の記憶に残っているだろう。事業仕訳の場以外でもこの主張をしているようだから、よほどナンバーツーが好きなのだろう。だが政党の党首ともなれば、ナンバーツーに甘んじてはいられないはずだ。かりにも政党として政権を目指すのなら、ナンバーワンにならねばならぬ道理だ。

民進党の人たちは、蓮舫氏のほかにもまじめに政権を目指しているのかわからぬところがある。今回の代表選に名乗りを上げた他の二人も、蓮舫氏同様に野党共闘に消極的だった。それも民進党単独ではとても政権を目指すような勢いがないことを自覚しながら言っているわけだから、彼らにはそもそも政権を目指す意欲も能力もないということを、自分から明らかにしているようなものだ。

そんな情けない人たちを有権者はどう受け取るだろうか。蓮舫氏について言えば、今問題になっている二重国籍問題は棚にあげるとしても、政権を奪取してやろうとする気概を彼女から感じる有権者はほとんどいないのではないか。彼女が率いる民進党はどうも万年ナンバーツーに甘んじるつもりらしい、そんなふうに受け取っているのではないか。

民主党が政権を失った時に、勢いを取り戻すにはかなりな時間がかかるだろうと誰もが思ったと思うが、この調子だと、永遠に政権に復帰できないかもしれぬ。なにしろ本人たちが万年ナンバーツーに満足しているのだから、有権者としても発破のかけようがないではないか。

民進党はナンバーツーを目指します、では政党として洒落にもならぬ。




コメント(2)

壺斎様
 二世紀半ば頃倭国は大乱であった。一人の女性を共立して、王とした。その名は卑弥呼、倭国はよく治まったという。乱れたときは、女性に限るのかもしれない。東京都しかり、イギリスもしかり。アメリカはどうなるのでしょう。
 韓国の朴大統領も舵取りが難しいようだ。安全保障を優先せざるを得ないでしょうね。今こそ、国論を統一する絶好の機会ではありますが・・・

 自民党の独走を阻むという民進党に託される使命は大きいのですが、これに応えられる器であるかどうか?
 2016/9/16 服部

スーパーコンピュータの場合は1位にどれほど離された2位かは左程意味を持ちませんけど、民進党の2位は自民党の独走を阻む程度の2位になれるならば同じ2位でも意味合いは違うようです。
気になるのは、自民党を「巨大与党」と称してはばからないことです。また反対はしないで提案をするなどと平気で言っていることです。アベノミクスでは絶対に日本を救えないと断言でもしない限りは民進党はじり貧ではないでしょうか。

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