いわしの柱

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写真(Guardianから)は、柱状になったいわしの魚群。南太平洋のオーストラリア沖で水中撮影された。これを撮ったカメラマンは鯨類の撮影を狙って海に潜ったところ、たまたまこのような眺めを目にして圧倒されたそうだ。

イワシのような小魚には、群をつくる習性がある。人間はそれを逆手にとって、群を待ち伏せて網をかけ、一網打尽にするわけである。その習性はシャチなど大型の肉食鯨類もよく知っていて、知恵を使って魚の群を追い込み、彼らを一網打尽にして呑み込んでしまう。

これは、一網打尽にされる前のいわしの群。この近くに鯨の姿が見られたそうだから、いづれ食われてしまう運命にあるのだと思われる。

水面に近いために光が充満し、その光を浴びた魚群が美しく見える。こんな光景を一度目にしたら、ダイビングが病み付きになるという。





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