トランプは安倍晋三を見倣え

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安倍晋三総理の突然の辞任はさまざまな反応を呼んでいるが、小生は、その潔さを評価している。死んでも権力の座にしがみつきたがる世界中の権力者と異なり、安倍総理は、自分の職務遂行能力に自信がもてなくなるや、いさぎよく身を退いた。なかなかマネできることではないかもしれないが、小生としては世界中の政治家が模範とすべきだと考えている。

とくにアメリカのトランプには、安倍総理の潔さを見倣うよう、強く求めたいと思う。聞くところによれば、トランプは、11月の大統領選挙の結果がどうあれ、大統領の座にしがみつくつもりだそうだ。かれはさまざまな悪事を摘発されて、多くの訴追を抱えており、大統領の権力をもってそれをしのいでいる状態なので、大統領の座から下りることは、非常に都合の悪いことにつながるのだ。実際民主党の副大統領候補カマラ・ハリスは、トランプを監獄に送ってやると息巻いているそうだ。

だから、トランプが大統領の座にしがみつきたい理由はわからぬではないが、大統領の座というのは個人の専有物ではなく、公職であって、それに座る資格は、合衆国憲法以下の法令によって厳密に定められている。そのルールを無視して、大統領の座にしがみつこうとするのは決して許されるものではないだろう。

トランプには、安倍総理のいさぎよさが理解できないかもしれないが、合衆国憲法をこけにしてまで権力にしがみつこうとすることが、あまり格好よくないことくらいは、わかるだろう。






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 日頃から、ブログ主を智の巨人と尊敬しておりますが、今回は反論めいたコメントさせて頂きます。
 トランプは大統領を辞めると訴追される虞れも有るが、一方安倍は何のお咎めなしで、甘ちゃんの日本人には総てチャラとされ、褒め称えられさえする事を期待したタヌキかも、と思いますが。
 それに支持率は現在、トランプが安倍に勝りますし。
 私は医師なので思うのですが、やはり重症の病気にはほとんどの人間は勝てない、気力も権力への意志も、根こそぎ奪われるものとも。
 壺齋先生もお体を大切になさって、できるだけ末永くブログで楽しませてください。

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