バイデンがロシアの同盟国を核攻撃すれば、ロシアはアメリカの同盟国に同じことをする

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ウクライナへの侵攻がうまくいかないのは、NATO諸国が事実上ウクライナの側にたって参戦しているからだとして、場合によっては核兵器の使用も辞さないと、プーチンが恫喝的な発言をしている。もし、実際プーチンが核兵器を使用したら、バイデンとしてはどうするつもりか。バイデン政権はすでに、その事態を想定したシミュレーションをしているそうである。

バイデンとしては、ロシアと直接対決することは、第三次世界大戦に発展する可能性が高いことを理由に、ウクライナ問題にアメリカが直接軍事介入することはないと繰り返し表明してきた。プーチンが強気なのは、バイデンを弱気と見てのことだ。しかしもしプーチンがNATO諸国に核攻撃をしかけたら、さすがにやられっぱなしというわけには行かないだろう。だがロシアに核の反撃を加えるのは、それこそ第三次世界大戦をもたらすだろう。そこでバイデン政権としては、ロシアの同盟国に核攻撃を加えたらどうかと考えているという。その同盟国とは、具体的にはベラルーシをさすらしい。ベラルーシに核攻撃を加えることで、ロシアを直接攻撃するのではないというアナウンス効果とともに、これ以上変な真似をすると今度はロシアを核攻撃するという脅しをかけることもできる。

もしバイデン政権が、そんなことを実際にしたら、ロシアも同様のことをするだろう。つまりとりあえずアメリカの同盟国に核攻撃を加えることで、バイデンがプーチンに思い知らせたいことと同じ効果を、バイデンにも思い知らせることができると、プーチンが考えるには相当の理由がある。

そこで、プーチンが核攻撃の対象として考えそうなアメリカの同盟国はどこかということが問題になるが、諸般の事情を勘案すれば、日本がそのやり玉にあがる可能性が非常に高い。日本はこれまで、何度も核の被害にあってきたし、核については変な耐性がある。そう判断するかもしれない。

いずれにしても、日本としては迷惑な話だ。ベラルーシにしてもそうだろう。





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