沖縄振興を担当する某女性大臣が、沖縄の振興予算を削るかの発言をしたそうだ。安倍政権の辺野古基地強行建設に反対している翁長知事への牽制だろうとする見方がなされている。不可解なのは、どのメディアもこの発言をそのまま垂れ流すだけで、それを批判する論調が見当たらぬことだ。あたかも、この大臣の言っていることは安倍政権の本音なのであり、今更この大臣の言葉をあげつらっても始まらない、と考えているかのような雰囲気が伝わって来る。
だが、本来沖縄の振興にあたるべき立場の大臣が、逆にその足を引っ張るような真似をするとはどういうことか。これでは、沖縄（振興）担当大臣ではなく、沖縄いじめ担当大臣と言うべきだ。安倍政権の沖縄憎しの感情は判らぬではないが、それをシャアシャアと垂れ流すのは大人気ないではないか。ましてその感情を、沖縄担当大臣が内閣を代表して披露しているというのは、異常を超えて変態と言うほかはない。
先般は、かつて下着泥棒の嫌疑をかけられた某スケベ男が、東北の復興を担当する大臣になったというので大騒ぎになった。このスケベ男は今もって大臣の要職に就いたままだ。これも今回に劣らず変態的な事態と言うべきだ。
沖縄いじめをこととする女大臣と言い、東北復興の要職にあるスケベ大臣と言い、沖縄や東北の人々だけではなく、我々国民全体を馬鹿にしていると感じるのは筆者のみではなかろう。
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