袋叩きされる某千葉県知事

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先般の台風騒ぎで多大な犠牲を出した千葉県、その知事を務める某氏が、災害対応がひどかったといって日本中から批判されている。某週刊誌などは、某知事が災害発生の翌日に、公務を放り出して雲隠れし、千葉県内の自分の別荘に行っていたと報じたことで、批判の声はいっそうすさまじさを増した。某知事は、あれは別荘ではなく自宅なんですよ、と弁解したが、自宅だとしたら、千葉県民の災害の苦しみを放り出して、自分のことばかり考えていた証拠になるというので、もっとひどいということになる。そこで某知事への批判は、罵倒へとかわり、某知事はいまや日本中から袋叩きされている状態だ。

たしかに某知事の振舞いはひどい。災害発生の当日には県庁を不在にしており、その翌日には、自分の家が大丈夫かどうか心配になり、様子を見に行ったというのだから、普通の人ならあきれてものもいえないだろう。

しかし某知事には悪びれた様子はない。災害発生の当日には、県疔の幹部が頑張っていたのだから、自分が不在でも災害対策は進んでいたはずだ。また翌日自宅に行ったのは、自宅周辺の災害状況を視察するためだったといって開き直った。県知事としては、本来なら、県庁に滞在して災害の状況を掌握し、陣頭指揮をすべきだったのではないかと、記者に問われると、これが自分の政治スタイルなのだから、とやかくいわれる筋合いはないというような口吻だ。これにはその場にいた記者たちも、開いた口がふさがらないといった様子だった。

某知事への批判は、とくに千葉県の人から強く言われている。なかには、某知事は役者であって、政治のことは何もわからないし、わかろうともしない、あの人の頭の中は空っぽなのです、と言う人もいる。そう言われてみれば、記者会見に臨む某知事の顔は、どこかうつろなところを感じさせた。うつろというか、自分に対しての自信のなさが伝わって来る。したがってその表情はなさけないものを感じさせる。要するに政治家としての押出が欠けているのだ。その点では某知事は、某総理大臣を見倣ったほうがよいのではないか。





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