背丈が縮んだのは禿になったせいか

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昨日は、かかりつけ医師のいるクリニックで、市の定期健康診断を受けた。そのなかで身体検査というものがあって、身長や体重などフィジカルなデータを測られる。身長と体重および肥満度などを一度に計れる便利な機会に乘ったところ、体重は58キロになり、小生の生涯最重記録を更新した。一方身長のほうは、166.4センチで、これは若い頃より6ミリ縮んでいた。その理由を小生は、骨が委縮したせいだと常々考えていたのだったが、もしかしたらそうではなく、単に頭が禿げたせいではないかと思ったりした。頭が禿げたぶん、髪の毛の厚みが追加されなくなったために、6ミリ縮んだように見えるのではないか。

そう思った小生は、その考えを夕食の食卓上家人に伝えたものだ。家人は勤め人で、夕方帰宅した後食事の支度に忙しいので、食卓を同じくする段階ではじめて、雑談を持ち掛けることができるのだ。

家人の判断は、小生のそれとは異なっていた。髪が生えていても、身長の測定は実際のものと異ならない筈だ。たとえ幾許でも数字が下がったのは、実際に縮んでいることを表しているのだと。それを聞いた小生は、反駁したい気持ちがしないでもなかったが、反駁するに足る根拠が見出せなかったので、そんなものかねと言うほかはなかった。

身長が縮んだことが話題になったところで、小生は近日テレビで見た黒柳徹子さんのことを持ち出した。黒柳さんといえば、スーパーレディという印象が強いが、その彼女も年には逆らえないとみえて、すっかり腰が曲がって背丈も縮んだようだ。しかし、背丈は縮んでも、心意気は委縮していない、そんなふうに感じたよ、と家人に言ったところ、それには家人は特に反論しなかった。





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