自衛隊は子供の使いか:アフガン危機に出動して救出したのは一人だけ

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バイデンのばかげたアフガン対策のあおりをくって、アフガン国内に取り残された人々の救出が国際的な課題となっている。各国とも、自国民のほかアフガン人協力者をアフガンから退避させる取り組みをしている。日本も自衛隊を緊急派遣して、邦人及びアフガン人協力者を退避させるミッションを与えたが、自衛隊が退避させることに成功したのは、たった一人の日本人だけだ。菅政権は、たとえ一人といえども、救出したのは成果だと強弁しているようだが、たった一人では、数百人いると言われる退避対象者にくらべ、全く仕事ができていないのと同様だ。自衛隊はいったい何をしていたのか。これでは子供の使いと言われても返す言葉がないだろう。

菅政権はいろいろと言い訳をしているが、まったく言い訳になっていない。状況が厳しいのはわかるが、それでも、アメリカはともかく、西欧諸国は数千人から一万人規模の救出に成功している。韓国も、アメリカの強力を得て、数百人の救出に成功したではないか。それと比べると自衛隊の努力は全く色あせて見える。子供の使いどころか、何もしていないのと同じだ。

これは、自衛隊の責任というよりは、菅政権の責任だろう。自衛隊の任務は、退避対象者を安全に退避させることだ。その具体的な方法は、自衛隊ではなく、菅政権が責任をもってこなすべきだった。諸外国はみな、政府がフル回転してミッションの遂行にあたったのだ。一人日本の菅政権だけが、自分の責任を棚上げして、自衛隊に丸投げしたのである。こんな無責任な政府だから、自衛隊もなすすべがなかった、と捉えてよい。

菅政権は、すでに末期的な段階を超えて、死滅の過程に入っているのではないか。内政ではコロナ対策の失敗を成功と強弁し、外交では、日本としてなすべきことがわからずに、右往左往している。こんなふざけた政権は権力を握る資格はない。即刻退場すべきである。
(追記)本文脱稿後、自衛隊機がアフガン人十数名をパキスタンに退避させたとの報があったが、大勢に影響はないので、そのまま訂正せずに掲載する)






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