プーチンの尻を舐め続けるトランプ

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プーチンがウクライナへの侵略を公然と始めた時、トランプはそれをほめたたえた。プーチンは天才で、かしこいと言ったのだった。これには、今年中に中間選挙を控えている共和党の議院連中から苦情が出た。プーチンの尻を舐めるようなマネはやめてくれ。と。それを受けてトランプは、一旦その発言を取りさげて、かえってウクライナを激励したほどだったが、またもや初言の精神に立ち戻り、プーチン礼賛の言葉を垂れ流している。つまりプーチンの尻を舐め続けているわけだ

トランプのこうした発言には当然裏がある。トランプの真の標的はバイデンであって、そのバイデンの当面の敵であるプーチンをほめたたえて見せることによって、バイデンの評判を落そうというわけだ。トランプは、バイデンを間抜けとののしり、その外交政策の稚拙さをあざ笑っているのである。

じっさいバイデンは、トランプから間抜けといわれても仕方がないところがある。先般のアフガンでの醜態はその一例であり、今回も、プーチンの意図を事前に十分把握していたにかかわらず、有効な手立てを何も打たなかった。というより打てなかったのだろう。バイデン政権は、大統領個人の意向が国の政策を左右することでは、プーチン政権にまさるとも劣らないので、そのバイデンがもたもたしていれば、米国は何も有効な手を打てないのである。

その理由はバイデンの知的能力の減退に求められそうだ。米共和党の議員たちはバイデンに、痴呆症の疑いをかけているが、政敵の言い分と割り引いても、バイデンにはボケた印象が否めない。プーチンも同様だ。テレビに映し出されたプーチンの表情を見ていると、気味の悪さを感じる。何をするかわからないといった気味の悪さである。

いまどき、ロシアといえども、世界中を相手に喧嘩をして勝てるはずがないことは、まともな人間なら考え及ぶことだ。それがプーチンには考え及ばないらしい。自分の意図がそのまま実現できると思い込んでいる。そういうプーチンの振舞いを見ていると、小生のような日本人は、過去の日本の指導者を想起する。プーチンのような夜郎自大の指導者が日本にもいた。東条英機である。東条は、日本は世界に冠たる国柄だから、世界を相手に戦争をしても、かならず勝てると思い込んでいた。その挙句が、日本の破滅であった。プーチンのロシアも同じ轍を踏むことになる可能性が非常に高い。





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