仙台育英高校の優勝を祝う:東北勢初の甲子園制覇

| コメント(0)
今年の夏の全国高校野球大会で、宮城県代表の仙台育英高校が優勝した。小生は、うかつなことに、これが東北勢にとって夏冬合わせてはじめての全国制覇度ということを知らなかった。とにかく104年の歴史の中で、東北勢として初めて優勝したというので、地元の宮城県だけではなく、東北全体が喜びに沸き立っているという。小生もまた、その優勝を祝福したいと思う。

東北は、色々な面でハンデを抱えてきたといってよい。経済的にはいくたびも停滞に見舞われ、ときには飢饉に襲われたこともあった。文化的にも発信力が弱かった。スポーツの面でぱっとしなかったのは、気候の影響だともいわれたが、それだけではあるまい。ともかくそんなこんなで、東北の人たちは、なにかとコンプレックスのようなものを抱えてきたという。そのコンプレックスは、維新の際に賊軍の汚名を着せられたことに発するようだ。

今回は、そのコンプレックスを跳ね返すような快挙を、子どもたちが成し遂げてくれたというので、東北の人たちは感慨無量の気分であるに違いない。小生も及ばずながらその気分の一端を共有したいと思う。

というのも、小生には、小生が「豊饒たる熟女たち」と呼ぶ皆さんを始め、東北出身の多くの友人がいる。その友人たちの喜ぶ顔を思い浮かべながら、改めて仙台育英高校の快挙を祝福したいのだ。





コメントする

アーカイブ