玉兔 孫悟空(月百姿):月岡芳年

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「玉兔 孫悟空」と題するこの図柄は西遊記の逸話を基にしたもの。玉兔は月に住む白ウサギで、木犀の木の下で仙薬をついているとされる。それが地球に下りてきて人間に化け、いたずらをしているのを、孫悟空が正体を見抜いて、これと戦う。

すると月の神である大陰星君が現れて、人間に化けていた玉兔を一喝し、もとの姿に戻す。そして玉兔を伴って月に帰った、というような物語である。芳年はその物語をイメージ化して、この図柄を描いた。

玉兔が月を背景にして飛び跳ねている。その玉兔に向かって孫悟空が如意棒を振りかざす。その図柄がなかなか面白い。

(明治廿二年<1889> 大判錦絵)




コメント(1)

調べものをしていて偶然このサイトを見つけ興味ある分野もありましたので、コメントします。
近代の美術人で錦絵調作品を残している月岡芳年ですが、まだ彼の作品の現物は見たことがありません。ネットで作品群を見ても中々良い味が出ていますね、 最近どこかで企画展をやっていたのでしょうか? かなり前ですが太田記念美術館の常設展に行った折も月岡の作品はなかったと記憶しています。

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