ウクライナ危機と日本

| コメント(0)
ウクライナをめぐってバイデンとプーチンが大げんかをはじめ、それにNATO諸国や日本もまきこまれるという構図になっている。これは、基本的には、プーチンの領土拡大の野望がもたらしたものだが、それにバイデンが悪乗りして、いたずらに危機を煽っているというのが実際のところだ。米民主党は、戦争マニアなところがあって、一定の間隔をおいて戦争に突き進んできた歴史がある。今回もその流れに乗ったものと思う。

問題なのは、バイデンの野望に日本が乗せられていることだ。どうせ乗せられるのなら、徹底的に乗って、日本の利益になるよう考えたほうがよい。日本は、バイデンの尻馬に乗ってロシアを非難しているが、その非難の仕方に腰のひけたところがある。これは、プーチンをあまり怒らせると、北方領土問題に悪い影響が及ぶことを恐れてのことだと言われている。

その恐れには、全く合理的な理由がない。ロシアは日本にとっては、領土を不法に占領している侵略者である。侵略者に向かっては、その不法性を追求すべきであって、無用の忖度など論外である。

ロシアの領土的野心が国際社会によって非難されているいま、日本は、ロシアが日本の領土を侵略していることの不法性を国際社会に向かって大声で訴えるべきである。場合によっては、バイデンの尻馬に乗るだけではなく、日本独自に対ロ制裁を打ち出すべきである。失われた領土の回復は、口先の会談で解決されるものではない。相手側に、領土侵略にともなうコストを痛感させねばならない。そのためには、ロシアに対してもっと物理的な強硬姿勢をとってもよい。





コメントする

アーカイブ