凶暴な老人に襲撃される

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この日(6月17日)夕刻、いつもの通り付近の公園を散策して、自宅近くまで戻って来たとき、向こうから歩いてきた老人にいきなり襲撃された。ちょっと面くらってたじろいだが、すぐに態勢を立て直して、何をするのだと詰問すると、マスクをかけていないのが怪しからんという。もうマスクをかける必要はないのだよ、と言うと、マスクをかけないのは怪しからんと言って、小生の腕を抱えにかかる。小生よりずっと大柄な体格で、力もあり余っているようなので、まともに相手にしていたら、ぼこぼこにされてしまうかもしれない。

そこで小生は義経よろしく、巧みに身体を動かして老人の手からのがれ、正面から向き合うと、この馬鹿者めと罵った。すると老人は、それ以上攻撃することはなく、お前が馬鹿だ、と言い放って歩き去ってしまった。一体なにが起きたのか、にわかには判別がつかなかったが、どうやらこの老人は、痴呆症らしい。人間、ぼけまくると、地が出てくるというが、この老人の場合には、日頃から攻撃的な傾向の持ち主だったのだろう。その攻撃性が、ちょっとしたはずみで出てきたのではないか。

それにしても、怖ろしい話である。道を歩いていたら、いきなり見も知らぬ人間から襲われたわけだから、肝をつぶすのは、われながら自然なことだ。

この老人はおそらく、今後も同じような行動を繰り返し、いずれは警察のやっかいになるのではないか。こういう老人を前にしては、まともなやり取りはできない。ひたすら逃げるのみである。なにしろ、頭の中が真っ白になっていて、当たり前の判断ができないのであるから。そんな老人に腹を立てても仕方がないと思い、とりあえずは矛を収めた次第である。




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