漢字が読めない総理大臣がもう一人いた

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かつて漢字が読めないことを、空気が読めないこととか解散のタイミングが読めないこととからめて、3Kが読めないと揶揄された総理大臣がいたが、空気や解散風はともかくとして、漢字が読めない総理大臣がもう一人いた。その総理大臣、ここでは某総理といっておくが、その某総理が、先日行われた前天皇の退位礼正殿の義の晴れ舞台で、国民を代表して、「天皇皇后両陛下には末永くお健やかであらせられます事を・・・願っていません」と言ったそうだ。これは「已(や)みません」というべきところを、「已」という漢字の読み方がわからずに、「いません」と読んだようだ。その場面を、小生もテレビで見ていたが、当該の場面における某総理の態度には、どこか不自然な所が感じられた。おそらく漢字の読み方がわからなくて、ちょっとしたパニックに陥ったのかもしれない。

この体たらくには、右翼団体までがあきれかえり、なかには某総理を罵倒する団体もあったらしい。たしかに、罵倒したくなる気持ちはわからないではい。なにしろ天皇の退位にともなう厳粛な場で、全国民を代表して挨拶すべき場面で、こんな始末では、とても全国民を代表する立場にふさわしいとはいえない。

漢字が読めないこと自体は恥ずべきことではい。誰だって読めない漢字の一つや二つはあるものだ。しかし、読めなければ読めないなりに、すべきことがあるだろう。事前にその読み方を人に聞くとか、あるいは原稿を書いた人にフリガナを振っておいてもらうとか。それより、こんな大事なことをしくじらない様にと思えば、念の為に予行練習をするのが礼儀というものだろう。某総理は、そういうことをすべてスルーして本番に臨んだらしい。要するに、自分の仕事を甘く考えていたのだろう。

そういう某総理を、大胆というのか、愚かというのか、小生には俄かに決められない。あまり見たく光景であることは間違いない。





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