コープ・オリンピア:表参道の現代建築群

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コープ・オリンピアは、表参道の西の端、神宮の森への入り口にあたる場所に立っています。外観からわかるとおり高級マンションです。1965年に清水建設によって設計・施行されました。オリンピックの翌年に竣工、オープンしたというので、オリンピックの名を冠したわけです。日本の高級マンションのはしりで、いわゆる億ション第一号となったものです。その後、設備などが老朽化したため、建て替えの計画も持ち上がりましたが、権利関係が複雑でなかなか実現しないそうです。

上の写真は、東側の手前から眺めた構図。いかにもマンションといった体裁です。表参道にはもうひとつ、大規模マンションとして同潤会がありましたが、同潤会は再開発されて表参道ヒルズに生まれ変わりました。

設計思想は、富裕層向けにゴージャスな雰囲気を醸し出すこと、単なるマンションではなく、レストランなどの商業施設をとり入れ、マンション全体に都市としての機能を持たせること、そしてこの地域の自然の美しさと一体となった美的なセンスを持たせること、などでした。

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これもやはり、東側の手前から眺め上げた構図。建物自体は八階建てですが、手前のケヤキとよく調和しています。

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これは、塔の部分を見上げたもの。

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これは、神宮橋あたりから眺めた構図。やはりこの角度からも、マンション以外には見えません。





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