トーマス・ジョーンズの風景画

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トーマス・ジョーンズは、ゲインズバラの次の世代の画家で、コンスタブルやターナーへとイギリスの風景画の伝統をつないだ人である。1770年代のなかばから1780年代にかけて活躍した。イギリス風景画のパイオニアの一人リチャード・ウィルソンの指導を受け、1771年にはイギリス芸術家協会の会員に選ばれた。

1776年から1783年にかけてイタリアに滞在。イタリアの風景を描いた。かれの代表作には、イタリアの風景、とくにナポリの街を描いたものが多い。その描き方は、建物の無機質的な雰囲気を強調するもので、現代絵画に通じるものがあるとして、評価が高まっている。

父親の死亡をきっかけに1783年にイギリスに帰国。イタリアで内縁関係になった女性と二人の子を連れて帰ったのであった。その後すぐに、兄が死んで遺産を相続すると、生活に不安がなくなったこともあり、絵画制作への情熱を失った。

「ペンケリグ(Pencerrig)」と題されたこの絵は、ジョーンズの生まれ育ったウェールズの風景を描いたもの。ペンケリグはかれの実家があったところで、かれはその風景を繰り返し描いている。

(1772年 カンバスに油彩 22.8×30.5㎝ バーミンガム美術館)





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