爆撃音のような冬の雷鳴に肝をつぶされる

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昨晩、飯の支度ができるのを待つ間、部屋でくつろいでいると、いきなり耳を弄するような大音響が起こって、おもわず腰を浮かしてしまった。尋常な音ではない。まるで近くで巨大な爆発があったかのような不快な音である。そこで、台所で食事の支度をしている家人のところに行って、「この音はなんだ」と聞くに、「雷でしょ」とあっさりした反応。小生にはこれは、雷鳴というよりは爆撃音のように聞こえたので、その旨を話すと、「何を馬鹿なことを言っているんですか」と冷笑される。「外を見なさいよ、雨が降ってきたでしょうが」と言うのである。たしかに、外では雨が降り始めている。ということは、やはり雷鳴だったのか。

小生が雷鳴を爆撃音と間違えたのには、それなりの理由がある。いまや岸田政権は、中国相手にかなり好戦的な態度をとっている。先日実現させた敵基地攻撃能力をすぐにでも発揮させて、対中戦争を始めかねない勢いである。岸田政権は、この能力を使うための条件を国民に明示していないが、それは、アメリカに言われたときに使うつもりであることはミエミエである。いまアメリカは中国との間で強い緊張関係にあるので、いつ対中軍事衝突が起こっても不思議ではないといった状況にある。そのアメリカに促されるかたちで日本が中国に攻撃を加え、それに中国が反撃して、中国が発射したミサイルが、小生の家の近くに飛んでくることは十分ありうる話である。

そんなふうに思っていたからこそ、冬の雷鳴に肝をつぶされ、これはもしかしたら日中戦争の始まりかもしれない、などと咄嗟さに思い込んだのである。戦争というのは、こんな具合に始まるものだというのは、歴史の教えるところである。岸田政権周辺には戦争好きの連中がうごめいており、その連中が我々無力な日本人を戦争に向かって道連れにすることは、これも十分ありうる話である。

それにしても、こんなことを思わせられるほど、日本は様変わりしたということか。





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