表参道の現代建築再訪

| コメント(0)
sando00.1.jpeg

昨年(2023)の初夏に表参道を訪ねたのは、小生が好きな現代建築の名作が見られると知ったからだ。それまで小生は、東京の街を歩き回り、街のたたずまいをカメラに収めては、「東京風景写真」と称してブログで紹介していたものだ。また、建築遺産と称されるような建築史を飾るような建物の写真を、「東京建築遺産」と称して、併せて紹介した。小生が建築にこだわるのは、一時期建築関係の仕事をやっていたためである。その仕事は、建築を総合的に評価するというものだった。そうした評価は、現代建築について行うものであったが、小生は現代建築をブログで取り上げることはしなかった。ところが、年令を重ね、後期高齢者の仲間入りをすることとなるにいたって、俄然現代建築についても(仕事上ではなく)個人的な関心を抱くようになった。

とりあえず昨年の夏に表参道の現代建築群を見歩き、その後、昨年の秋には銀座の現代建築を訪ね歩いた。表参道の現代建築を再訪する気になったのは、前回は準備不足で、見落としたものが多く、また街路樹のケヤキがまだ多く葉をつけていたため、建物の輪郭が明らかにならないきらいがあったため、ケヤキが葉を落とし、建物の輪郭がくっきりと浮かび上がる今頃の季節(つまり2024年の2月)に、再び訪れる気になったというわけである。今回は下準備をしっかりしたので、見落とすことはなかったと思う。

小生は地下鉄銀座線の表参道駅で下車し、表参道と青山通りの交差点南側の改札から外に出た。外へ出ると巨大な石灯篭が見える。それを傍目に見ながら原宿駅方面に向かう。この道筋は前回来た時にカバーしたところなので、だいだいはわかっている。ケヤキが葉を落としているため、建物の輪郭がはっきりと見えるのがよい。前回訪れなかった建物(ジャイア、ブランチーズ、アイスバーグ)もしっかりカメラにおさめ、原宿駅前の再開発ビルにもカメラを向けた。

sando00.2.jpeg

その後、表参道通りの北側を歩いて先ほどの出発点に戻る。上の写真はその道筋で写したものである。前回も写したが、今回はケヤキが葉を落としているおかげで、通りの様子がくっきりと見える。

青山通りとの交差点を右に(南に)曲がり、AOビルと国連大学をカメラに収めたあと、表参道の通りを根津美術館方面に向かって歩き、途上気に入った建物をカメラに収めた。ここは前回スルーしたところなので、いずれも新鮮に映った。特に、通りからややはずれたところにあるサニーヒルズという建物は、鳥の巣の化け物のようで、これでも建築と呼べるのかと危うんだくらいである。しかし現代建築では、建物の強度が保障されているかぎり、どんな設計もあるということだ。

以下、この日カメラに収めた現代建築群について、その写真を紹介しながら、適宜小生の感想を述べたいと思う。






コメントする

アーカイブ