GYRE, The Iceberg 表参道の現代建築

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表参道の一郭に神宮前小学校があり、その斜め前に奇妙な形をした建物がたっています。GYRE(ジャイルと読みます)といって、複合商業施設です。ちょっと見た目にも、かなり風変わりな印象をうけます。建物の各階が、それぞれずれているように見えるのです。各階が連続していないで、断絶したものを積みあげたように見えるところから、まるで積み木のイメージそのものです。

設計はオランダを拠点とする建築家集団MVRDV。設計思想は、 SWIRLといって、回転性を持たせるというものです。具体的に言うと、従来箱型の中に整形的に埋め込まれていた各階の独立性を高めたうえに、それぞれの階に回転性を持たせることにより、流動的な雰囲気を出そうということだそうです。竣工は2007年です。

上の写真は、やや斜め角度から見上げたもの。この角度からも、各階がそれぞれ独立性を保ちながら、回転を利かせて積み上げたように見えます。

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これは正面から見上げたもの。とても統一体とは見えませんね。

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これは、横手から見たもの。各階の接線がそれぞれずれて見えます。

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(The Iceberg)

表参道と明治通りの交差点から、明治通りを渋谷方面に向かって300メートルほど歩いたところに、全面ガラス張りの奇妙な形の建物がたっています。The Icebergという名の複合商業施設です。香港の不動産会社ヴェロックスが2006年に竣工させた建物です。設計はCDI青山スタジオ。設計思想は都市のクリスタル。クリスタルのように光り輝く氷山をイメージしたといいます。

上の写真は、やや斜め角度から見上げたもの。全面を覆うガラスは、一つ一つが異なった形状をしています。

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これは、正面のエレベータ・スペースに注目したもの。

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これは、背面を眺め上げたもの。裏手の路地から見える眺めです。






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