英詩と英文学

エミリー・ディキンソンの詩から「希望は羽の生えた生き物(Hope is the thing with feathers)」(壺齋散人訳)

  希望は羽の生えた生き物
  止まるところは魂のなか
  言葉のない調べを歌い
  決してやめることがない

エミリー・ディキンソンの詩から「憎んでる暇(I had no time to hate, because)」(壺齋散人訳)

  わたしには憎んでる暇はなかった
  死がそのことを妨げたから
  それにわたしの人生は憎しみを
  極めるほど充実してはいなかった

エミリー・ディキンソンの詩から「醸されていない酒(I taste a liquor never brewed)」(壺齋散人訳)

  醸されてもいない酒を
  真珠をくりぬいたジョッキで飲む
  ラインの酒樽の中にさえ
  こんな上等なアルコールはない

エミリー・ディキンソンの詩から「手負いの鹿(A Wounded deer leaps highest)」(壺齋散人訳)

  手負いの鹿こそ最も高く飛び上がると
  猟師が話すのを聞いたことがある
  それは断末魔の痙攣なのだ
  それを草むらが静かに受け止めるのだ

エミリー・ディキンソンの詩から「成功(Success is counted sweetest)」(壺齋散人訳)

  一度も成功したことのない人にこそ
  成功はこの上なくすばらしく映る
  喉の乾ききった人こそが
  ネクタルのかけがいなさをわかるように

Previous 1  2  3



最近のコメント

アーカイブ