日々雑感

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外堀通りの南の端近く、高速道路の脇に奇妙な形のビルが立っています。静岡新聞東京支社ビルです。これを設計したのは丹下健三、竣工は1967年。五十年以上前の建築物ですが、いまだに斬新な印象を与えます。静岡新聞以外に、静岡放送局、山梨日日新聞、山梨放送のオフィスも入っています。

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銀座七丁目の西側に、イタリアのファッションブランド、サルヴァトーレ・フェラガモの日本旗艦店がたっています。日本を代表する建築家丹下健三の設計で、2003年に竣工しました。向かい側のヤマハ銀座ビルと対面する形で、この界隈を彩っています。

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銀座七丁目の東側、ヤマハ銀座ビルの向かって左隣に、変わった形ののっぽビルが立っています。GINZA gCUBEといって、東京ガスの所有する建物です。以前ここにあった銀座ガスホールビルを建て替えたものです。ファサードがガラスでできているのですが、そこに流線型のラインを組み合わせています。それが見る者の眼をくぎ付けにします。

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銀座シックスは、銀座通り最大の規模を誇る建物です。松坂屋の跡地と隣接する街区(東側)とを一体化して再開発したものです。大規模複合施設であり、高級ブランドのほか、観世流能楽堂も設置されています。ですから、商業と文化を兼ね備えた建物ということができます。名称の銀座シックスとは、ここの住所が銀座六丁目であることからきています。設計は谷口吉生。竣工は2017年です。

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銀座四丁目交差点に、和光と対角線の方角に立っているビルは銀座プレイスといって、再開発事業で建てられたビルです。ここには以前サッポロ銀座ビルが立っていました。いまでもサッポログループが所有するビルです。このビルの外観設計を担当したのは、日本で活躍する建築家ユニット、クライン・ダイサム・アーキテクツ。竣工は2016年です。

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ルイ・ヴィトン松屋銀座店の北側に、イタリアの高級宝飾ブランド、ブルガリの旗艦店が立っています。ブルガリのショップとしては世界最大規模だそうです。設計は清水建設、竣工は2007年です。もともと三共製薬の本社ビルがあったところで、ビル自体は現在も第一三共が所有しています。

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シャネルから北方向へ数歩戻ると、細長いペンシル・ビルのような外観の建物が立っています。銀座トレシャスという名称の複合ビルです。もともとは越後屋という名称でしたが、改築を契機に洋風の名前にかえたそうです。設計は大成建設で、2010年に竣工しました。

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銀座のデパートの老舗松屋にファッション・ブランドのルイ・ヴィトンが入居したのは2000年のこと。当初は、いかにもデパートの一角に同居していたという感じでしたが、2013年にファサードを全面的にリニューアルして、独立した建物の雰囲気に変貌しました。

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銀座通りの銀座二丁目東側には、ティファニーの旗艦店が入るビルがあります。このビルは、小生が昔水彩画で描いたときには重厚なイメージだったように記憶していますが、いまでは、全面ガラス張りのシュールなイメージに変わっていました。

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ミキモト銀座ビルは、銀座一丁目通りとナミキ通りの交差点北西側に立っています。有楽町の交通会館口から銀座通りに向かって歩いていくと、その奇妙な姿がひときわ目を引きます。建物自体は真四角で高く伸びているのですが、窓の配置が全く規則性がなくて、壁にテンデバラバラな形の穴が開いているように見えます。これは、鋼板コンクリート構造といって、壁や柱に頼らない構造になっているために、窓の配置も自由自在になるということだそうです。

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この春に表参道の現代建築群を見歩いたところ、それぞれ街の景観にとけこんでいる建築物の数々に圧倒されたものだった。銀座もまた、そのような建築群が町を飾っているというので、秋も深まる頃合いを見はからって出かけてみた。どうせ行くなら、日曜にしよう。日曜なら、銀座は歩行者天国がおこなわれていて、自動車を気にせずに、いい写真が取れるだろと思うからだ、もっとも当日は、9時半ごろから11時過ぎまで現地にいたのだが、歩行者天国にはまだ時間が早いと見え、自動車を気にしながら撮影しなければならなかった。

岩波の読書誌「図書」の最新号(2023年10月号)が、桐野夏生の小説「日没」についての文章を四本掲載している。この小説が岩波現代文庫に入れられることに伴う、キャンペーン企画のようだ。岩波はこの小説に大いに関心を示し、固いことで知られる雑誌「思想」でも特集したほどだった。この小説がディストピアしつつある今の日本社会の闇を象徴的な形で描いているというのが、岩波の受け止め方のようである。

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NHKが歌舞伎「夏祭浪花鑑」の舞台中継を放送したものを見た。片岡仁左衛門一座の博多公園で、シテの団七を片岡愛之助が、相棒の徳兵衛を尾上菊之助が、三婦を中村鴈次郎が、舅を中村雀右衛門がそれぞれ演じていた。特に、鴈次郎の演技が、小気味がよかった。先代に顔つきも雰囲気もよく似ている。

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例年通り佐倉にある菩提寺にお盆の墓参りをした際、参道の一角に、樹幹が空洞になった木を見つけた。近寄ってみると、根本近くから三つに分かれた幹のすべてに、大きな空洞ができている。樹木全体はそんなに大きくはないので、古木といえるほどの樹齢ではないと思うのだが、すでにこんなに空洞化が進んでしまっては、この先あまり長くはもたないのではないかと心配される。

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文楽の名作「妹背山婦女庭訓」の見せ場を、NHKが放送したのを見た。この作品は、明和八年(1771)竹本座で初上映された。近松半二ら五人の合作である。そのころまでに、人形浄瑠璃は歌舞伎の人気に押されて衰退ぎみだったのだが、この作品が大当たりをとったことで、人気が復活したといういきさつがある。いわば人形浄瑠璃再興の立役者といってよいものだ。原作は非常に長く、一日かけて演じられた。そこでNHKの放送では、全体の見せ場というべき場面を取り上げていた。雛鳥と久我之助が死んで結ばれる場面である。放送ではこれを、「妹山背山の段」と名付けていた。

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先日上野の動物園に赴いて動物たちと触れ合ったので、今日(7月5日)は水族館で水の生き物に触れ合おうと思って、葛西の臨海水族館を訪ねた。ここはいまから三十年ほども前に訪れたことがある。その折は公園は整備されたばかりで、駅の周りは閑散としていたように記憶しているが、今ではけっこう町の雰囲気を醸し出している。それで道筋を間違えたりしながら、水族館の入り口にたどり着いてみると、入館ゲートが閉ざされて、なにやら修繕工事の最中のように見えた。ゲートの傍らにレストランがあるので、そこに入って事情を聞くと、今日は休館日なのだという。小生は、都の施設の休刊日は月曜だと思い込んでいたので、わざわざ今日が開館しているかどうかをたしかめることをしなかった。自分の落ち度である。

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今年の五月に行われた「平成中村座姫路城公演」の舞台を、NHKのEテレが中継放送しているのを見た。平成中村座というのは、中村勘九郎一座が行っている移動舞台のことで、日本全国を興行して歩いているそうだ。今回は、姫路城の直下に仮設舞台を作り、歌舞伎芝居を披露した。出し物は、二部にわかれ、第一部は「播州皿屋敷」と「鰯売恋曳網」、第二部は「棒縛り」と「天守物語」。小生がテレビで見たのは第二部だ。

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小生が毎日散策している近所の公園で、見事な色合いの花をいくつか見つけた。いづれも梅雨空を吹き飛ばすような鮮やかな色合いに咲いている。特に目を引いたのが、彼岸花の仲間のアガパンサスとユリの仲間のヘメロカリスだ。上の写真は、その二種類の花が色合いを競い合うように咲き誇っている様子を映したもの。横に広がっている薄紫の花がアガパンサス。その奥のオレンジ色の花がヘメロカリス。手前の花の名は、植物に詳しくない小生にはわかならい。

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国立代々木競技場は、1964年の東京オリンピックの会場として建設されました。二つの施設からなり、第一体育館は水泳を始めとした屋内競技の大アリーナとして、第二競技場は、小規模な屋内競技の会場として、日本のスポーツを支えてきました。東京オリンピック開催の直前に竣工し、第一体育館は水泳の、第二体育館はバスケットボールの会場として使われました。

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小生の家の玄関先には紫陽花が植えてあって、ちょうど今が花見ごろだ。六月のしょっぱなに咲き始め、それから半月以上たったいまになって、やっと八分通り咲き広がったところだ。この紫陽花は、二十年以上もたつ古株で、いまでは人間の背丈ほどの高さになっている。かつては毎年のように多くの花を結んだものだが、数年前から咲かなくなってしまった。剪定の仕方に問題があったらしい。紫陽花は、二年がかりで開花する習性を持っているので、毎年咲かせられないことはもちろん、まったく咲かせることができないことも珍しくはない。

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