日々雑感

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今年のMLBのワールド・シリーズは古豪同士の対決になった。1876年のナショナルリーグ創設メンバーであるシカゴ・カブスと1901年のアメリカンリーグ創設メンバーであるクリーブランド・インディアンズの対決だ。カブスは108年ぶりのワールド・チャンピオンを目指し、インディアンズは68年ぶりのワールド・チャンピオンをそれぞれ目指して戦ったが、勝ったのはシカゴ・カブスだった。それも一勝三敗の崖っぷちから巻き返した第七戦で、延長十回の死闘を制しての勝利だった。カブスのこの日を100年以上待ちわびたシカゴ市民は、さぞ狂喜したことだろう。

朝日の今日の「折々のことば」が長嶋茂雄の名言を紹介している。都はるみを招いたラヂオ番組の中で、引退する彼女に向かって長嶋が「人生山あり、海ありですよねえー」と言ったというのだ。長嶋としてはそれまでの彼女の波乱に富んだ人生をねぎらったつもりなのだろう。彼女もそんな長嶋の配慮に感じたか、唸るように共振した、と評者の鷲田は書いている。

ノーベル賞は風に吹かれて

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イラスト(JapanTimesから)は、ノーベル文学賞の受賞を伝えられたボブ・ディランをイメージしたもの。受賞の気持ちはどうだい、と聞かれて、「その答えは風に吹かれて・・・どうでもいいじゃんか」と言っているディランが、コミカルに描かれている。しかし実際にコミカルなのはディランではなく、ディランにノーベル賞を付与したアカデミー組織であるようだ。

瀬戸内寂聴尼はバカか?

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朝日の今日(10月14日)付の朝刊に、瀬戸内寂聴尼が「バカは私」と題する一文を寄せている。先日、日本弁護士会が死刑廃止を訴える集会を催した際にメッセージを寄せた、そのなかで死刑制度を進める人々を「殺したがるバカ」と言ったつもりが、それが犯罪被害者の家族に向けた言葉と誤解されて大いに批判された。自分としてはそういったつもりは全くなかったのだが、「そんな誤解を招く言葉を94歳にもなった作家で出家者の身で、口にする大バカ者こそ、さっさと死ねばいいのである。耄碌のせいなどと私は逃げない。お心を傷つけた方々には、心底お詫びします」と恐縮されていた。

ヒラリーに背を向ける人々

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この写真(Barbara Kinney--Hillary for America)は一見すると異様に見える。右端で手を振っているのは大統領候補のヒラリー・クリントン。どうやら彼女は遊説先で大勢の聴衆に語りかけているらしいが、すべての聴衆が彼女に背を向けている。事情が分からないと、聴衆がヒラリーを拒絶しているようにも見える。

黄金の便座

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写真(New Yorker から)は18金で作られた便座。人の意表を突く前衛的な作品で知られるマウリツィオ・カテラン(Maurizio Cattelan)が制作して、グッゲンハイム美術館のトイレに設置した。美術館に置かれているからと言って、実用とは無縁の飾り物ではない。実際の用途を前提にした立派な便器だ。

世界一高い橋:中国の北盤江橋

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先日湖南省の張家界の渓谷にできたガラス底の橋についてはこのブログでも紹介したところだが、中国人はこういうものを愛するらしく、すさまじい数の人が殺到、その重みで橋がおかしくなり、わずか一週間あまりで封鎖されてしまった。だが中国人はそんなことでめげる民族ではないらしく、今度は世界一高い橋を開通させるそうだ。その橋は貴州省の西部を流れる北盤江に架けられ、その名も北盤江橋というそうだ。

広島カープの25年ぶりの優勝試合を見る

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近年の筆者には野球の試合を見る習慣はなく、ましてや特定の野球チームのファンでもないのだが、昨夜(9月10日)はテレビの野球中継を見てしまった。広島カープ対読売ジャイアンツの試合で、カープはこの試合で勝てばリーグ優勝することになっていた。そして試合に勝って見事にリーグ優勝したのだった。実に25年ぶりの快挙だった。

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写真(APから)は、湖南省の張家界にある峡谷にかかる橋。全長420メートル、高さ300メートルというから、これだけでも筆者のような高所恐怖症気味の人間には渡るのが困難と思われるが、この橋にはそれに加えて恐ろしい仕掛けがある。床の大部分がガラス張りになっていて、谷底が丸見えなのである。だからこの橋を渡っていると、あかたも空中を歩いているような醍醐味が味わえるに違いない。空中遊泳の趣味を持った人には、こたえられないだろう。

身体の尊厳

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移植医療の進化がついに頭部の移植にまでたどり着きそうだという記事を書いてこのブログに載せたところ、早速読者から反応があった。その読者は、かりにロシア人(の頭)と中国人(のボディ)が合体した場合、「ロシア人の脳味噌で中国人の身体は、脳味噌の指示通りに動きますかね?」というコメントを寄せてきたのだが、これを読んだ筆者は、先日読んだ内田樹のある文章を思い出した。内田は、身体というものは、脳の自由になるようなただの物質ではなく、それ自体の自主性のようなものがあるのだと言って、それを「身体の尊厳」と呼んでいた。

新しいランニングシューズで歩く

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ネットで注文していたミズノのランニングシューズが届いたので、早速履いて近所の公園を散歩してみた。ところがどうも足に馴染まない感じがある。密着しすぎていて圧迫感を感じるのだ。いままではミズノ以外のブランドを履いていて、サイズに違和感を感じたことは無かったのに、これはどうしたことか。実は先日村上春樹のエッセーを読んでいて、シドニーで買い求めたミズノのランニングシューズが実に快適で、さすがは日本のメーカーだ、日本人が履きやすいように念を入れて作ってある、と褒めていたのを読んだのがきっかけで、サイズを実地で確認することもなく、衝動的に、ネットで注文してしまったのだったが、どうも思慮が足りなかったようだ。

たとえ親と雖も、自分の菜食主義を子どもに強要してはならない。子どもに菜食主義を強要し、その結果子どもを深刻な栄養失調に至らせた場合には、最大七年の禁固刑に処す、こんな内容の法案がイタリア議会に提出され、目下それを巡って熱い議論が展開されているそうだ。

イチローの偉大な、偉大な、偉大な記録

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イチローが2009年に、大リーグデビュー9年連続200本安打を達成したとき、筆者はそれを「イチローの偉大な記録」と称して賞賛した。翌年にその記録が10年連続に伸びると、今度は「イチローの偉大な、偉大な記録」と称して賞賛した。また2013年に日米通算4000本安打を達成したときには、「イチローの途方もない記録」という言葉を使ってその偉業を賞賛した。そして今日(3月8日、現地時間7日)である。この日イチローは、大リーガーとして3000本安打を達成した。星の数ほどいる退役・現役大リーガーのなかでも、30人目という希少な記録だ。同じ日本人として、誇りを覚えずにはいられない。そんなイチローを讃えるのに筆者に残された言葉は、「イチローの偉大な、偉大な、偉大な記録」以外になかった。

殺人ロボット時代

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殺人ロボットなどと言うとセンセーショナルに聞こえるが、ほかに適当な言葉がない。というのも、人を殺すことを目的に作られ、その目的を達成したロボットについて、これ以外にどんな言葉も思い浮かばないからだ。そのロボットは、先日テキサス州ダラスで発生した警官狙撃事件の犯人に対して出動した。この狙撃犯は、どうやら一人だけで、五人もの警察官を射殺し、そのほかにも多数の警察官や通行人に発砲して負傷させた。この犯人を始末するためにこのロボットが差しむけられたわけだ。そのロボットは犯人に近づいたところで自爆し、犯人は即死したということだ。

皇居乾通りの桜を見る

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皇居内の桜の名所として知られる乾通りが一般開放されるというので、単身出かけてみた。10時半ごろ東京駅に降り、皇居を目指したが、堀の手間から行列が出来ていて、それがぐるりと大きな弧を描いて迂回しているので、目的の場所までなかなか近づけない。それでも東京駅を降りてから、入口の坂下門を潜るまでにかかった時間が丁度一時間であったから、そんなにメチャクチャな混雑振りとはいえない。普通に歩いても20分ほどはかかる道のりだ。途中門の手前で二重のセキュリティチェックがあったことを考えると、かなり順調に人を捌いたといってよい。

今年(2016年)のアカデミー賞授賞式は、歴史上もっとも後味の悪いものになったようだ。露骨な人種差別発言が、誰はばかることなく横行したからだ。主催者はそれをチェックできず、結果として野放しにしたことで、人種差別に一役買う形となった。

平成廿八年を迎えて

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平成廿八年を迎えるに当たり、今年は申年だというので、猿の絵を描いて家人に見せたところ、悪くはないけどお猿さんの表情がもうちょとかわいらしくてもいいわね、との批評を受けた。昨年は羊の絵を描いたところが、たまごのおもちゃみたい、などと言われたのに比べれば、よしとせなばなるまい。

女戦闘機乗り

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自衛隊が、女性にも戦闘機を操縦させるよう方針を変えたそうだ。三年後には、実働部隊に配置するという。戦闘機乗りというのは武力行使を使命にしているものだから、当然相手の戦闘機乗りを殺すことを目的としている。女性は、命を生み育むのが自然の形で、人の命を奪うのは相応しくないと、これは古い因習にとらわれた考えかも知れないが、生まれてから今までそう考えてきた筆者のような人間にとっては、天地が逆さまになるようなショッキングな話に思える。

自動運転技術は何を変えるか

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自動運転技術の進歩が目覚ましい。この調子だと、自動運転車が普及するのもそんなに遠いことではないと言える。それが人間の生活スタイルにもたらす影響についてはさまざまに論じられているが、その場合に最も肝心な視点は、自動運転技術の進展が人間にどんなマイナス効果を与えるかということだ。

花代、枕代、枕花代

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花代といえば芸者遊びの代金をさし、枕代といえば女性と一夜を共にした代金というのが一般的な受け止め方だ。では、枕花代といえば何をさすか。普通の感覚なら、枕代と花代が合わされば芸者と一夜を共にした代金ということになろう。まして、この言葉の出処が、あの下着ドロボー容疑で世間を騒がせた某「スケベ」大臣とあればなおさらだ。というのもこの言葉は、この「スケベ」大臣の政治資金収支報告書の中で使われたというのである。

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