旅とグルメ

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(ドム・ヴャゼムスコイの前にて)

九月十六日(月)陰。六時半起床、七時に一階ロビーに諸子と待ち合はせ、ともに食堂に行きて朝餉をなす。モスクワのホテルとほぼ同じメニューなり。

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(ユーリエフ修道院遠望)

食後バス停にてバスを待つ。ややしてバス来る。生活路線なり。車掌にユーリエフ修道院に行きたしと告げ、まはりの乗客にもその旨を告ぐ。かれらバスがユーリエフ修道院に着くや一斉に余にその旨を告ぐ。ために間違ひなく目的地に下車することを得たり。

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(ノヴゴロド駅に到着せる夜行列車)

九月十六日(日)六時に目覚まし時計の音に起こさる。トイレにゆき、歯をみがき、髭をそる。窓外を見るに、あたりやうやう白みはじめ、列車は白樺林の中を進みてあり。時折白樺の林に湖らしきもの景を添へたり。頗る幻想的なり。その雰囲気の微妙なること、あたかも宮沢賢治の林檎林の詩を読むが如し。

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(モルドヴァ大使館)

ツム百貨店を出でて、クズネツキー通りを歩む。この通り歩行者天国にて、夥しき数の人々散策す。通りの一角にモルドヴァ大使館の玄関あり。浦子がいふには、この大使館内に大使館の経営するレストランありと。守衛に乞ひて内部に案内せらるべしと旅行ガイドに記しあれば、守衛に案内を乞はんとするに、留守なり。その帰りを待つ間通りの雑踏を眺めゐたり。その雑踏、銀座の雑踏よりも人間臭さを感じせしめたり。ややして守衛帰り来る。すなはち案内を乞ふに、守衛我らを別の入口より招き入れてレストランに案内す。

四方山話の会の十月の例会は、小生らが先日行ったロシアへの旅行報告に宛てられた。小生が総論を話し、その他の諸子がそれぞれ自分の言いたいことを補足しようという具合に意見統一を行ったうえで、会に臨んだ次第だ。参加したものはロシア旅行四人組のほか、福、六谷の両子を合わせて六人だった。

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(ムジェイ・クスコヴォ)

九月十五日(土)晴。六時に起床して昨日の日記を整理し、八時に食堂にて諸子と落ち合ひ朝餉を共にす。メニューは連日同じなり。この日はノヴゴロドへの移動日なれば、十時にホテルを辞し、タクシーを雇ひてレニングラード駅に到る。その名のとほりサンクト・ペチェルブルグ方面の列車の発着駅なり。構内に入らんとするに荷物の検査をなす。駅にもセキュリティの強化を施すは、ロシアはテロに敏感なるが如し。

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(プーシキン美術館)

三時過ぎイタリア・レストランを出でて先程来たれる道を戻り、プーシキン美術館に入る。あたかも日本の浮世絵点開催せられてあり。その様子を石子ニュースにて知り是非見物致したしと言ふなり。

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(トレチャコフ美術館のイコン・コレクション)

九月十四日(金)朝より快晴の空広がる。午前六時に起床、昨日の日記を整理して後朝餉に臨む。メニュー昨日と毫も異ならず。パンとミルクとソーセージの類なり、

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(国立ボリショイ・サーカス劇場)

食後アルバート通りを散策す。この通りはモスクワ一のショッピング街にて、モスクワのオックスフォード通りともいふべきものなり。通りに面せる一銀行に入る。岩子手持ちのドルをルーブリに両替す。交換レート満足すべき水準なる由。

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(モスクワ劇場広場前のマルクス像)

九月十三日(木)早朝四時半頃目覚む。窓外を見れば雨霏霏たり。昨日以前の日記の整理をなして後、八時に五階カフェにて諸子と落ち合ひ、朝餉をなす。ロシア風蒸しパンにソーセージの類なり。食後、持参せるタブレット端末を石子のWifiルーターに接続す。石子これを成田空港内にて調達せし由なり。ホテルWifiのPCへの接続はならず。

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(モスクワ、スラヴャンカ・ホテル前にて)

九月十二日(水)八時半頃家を出で十時近く成田空港第一ビル北ウィング四階にて石、浦、岩の諸子と落ち合ふ。直ちにオンラインチケット窓口に並び荷物を預託。その後、浦子両替と損害保険の加入手続きをなす。交換レートは一ルーブリ二円数銭なり。実勢レートは一円八十銭前後なれば手数料の尊きを知るべし。

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過日お知らせしたとおり、小生は友人数人とともにロシアに十日間の旅をしました。その折の見聞を旅行記にしたてて当ブログで紹介したいと思います。旅行記を題して「露西亜四方山紀行」としました。連載は十数回にわたります。最後までお楽しみください。

梶子の会社のお座敷を借りてすき焼きを食ったのは一昨年の七月のことだったが、あれからまる二年ぶりに再びお邪魔することとなった。今回はしゃぶしゃぶを振舞われた。集まったメンバーは梶子のほか、浦、岩、石、六谷および小生の合わせて六人。そのほか柳子が参加するはずだったが、急に体調を崩したと言って欠席した。それもわざわざこの会場までかけつけて、会費を払ったうえで欠席の不礼をわびるという念の入れ方だったという。今回しゃぶしゃぶを食うことになったのは、柳子の強い要望を考慮したうえでのことだったので、柳子としても多少の責任を感じたのだろう。それにしても、折角会場までやって来たのだったら、箸をつけてもよさそうなものを、と皆で言いあったのであった。

先日の四方山話の会の席上、石子がバラライカの演奏会を聞きにいかないかと皆を誘ったところ、手を上げたのは小生だけだった。他の連中はロシア音楽にはあまり興味がないらしい。そこで石子と小生の二人で聞きに行った次第だ。日時は昨日(八月二十五日午後二時から)、場所は紀尾井町の紀尾井ホールだ。炎天下を汗をかきながら行き、午後一時半に会場のエントランスで落ち合った。

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四方山話の会七月の例会は、梶子が石油化学業界の業況を語ることとなった。連日続く猛暑の中を、いつもどおり新橋の焼鳥屋古今亭に赴く。途中駅前の通りで縁日が開かれており、大勢の人が繰り出して生ビールなどを飲んでいる。幟を見ると新橋こいち祭とある。地元商店街の納涼の催しらしい。

先日豊穣たる熟女の皆さんと佐倉の街を散策した時、摩賀多神社のとなりのそば屋に入って三味そばというのを食った。とろろそば、いくらそば、てんぷらそばからなっていて、それぞれめんつゆに具を添えてそばをくうという趣向だった。そのうちとろろとてんぷらはなんということもない取り合わせだったが、いくらというのがめずらしいので、あのサケの卵の筋子をそばといっしょに食わせるのかと思ったところが、さにはあらず、なめこをそばに絡めて食うというものだった。なめこの形がいくらに似ているということだろうか。

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七時前に起床して風呂を浴びに行った。昨夜一度しか浴びてないので、この朝は二度浴びるつもりで、早く起きた次第。いつもなら八時近くまで寝ているので、松子などは珍しく早起きだねと言って冷やかしたほどだ。風呂上りには缶ビールを飲む。これも松子が未明に買い出してきたものだ。彼の細かい気配りには感謝するほかはない。

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山子夫妻、落、松の諸子と北軽井沢の温泉につかりに行った。今年の新年会で皆から是非温泉につかりながらのんびり飲もうよという話が出て、松子が安くて気持ちのよい温泉旅館を手配してくれて、そのうえ彼のベンツに五人揃って乗って、和気藹々と出かけた次第だった。その温泉旅館というのは、北軽井沢の山の中にあるリゾートホテルなのだった。小生は車に酔いやすい体質なので、乗車する前にトラベルミンを飲んだ上に、松子の配慮で助手席に座ることができた。これならなんとか酔わずに行けるだろう。
四方山話の会六月の例会がいつもの通り新橋の古今亭で催された。参加者は梶、六谷、岩、浦、石、栗、福の諸子に小生を加え計八名。今回のレポーターは六谷子、前回の浦子に続き日本のメディアについて話をした。

四方山話の会四月の例会は、浦子がメディア論を話すことになった。小生は三日前から春風邪を引いていて体調が悪かったので、欠席しようかとも思ったのだが、浦子のメディア論を聞いてみたいし、また会終了後に一部有志とロシア旅行の打ち合わせを予定していたこともあって、雨中病身をおして駆けつけた次第だった。会場についてみると、この宵の出席者は小生の他、柳、浦、石、福、岩の諸子合せて六名であった。この外、六谷子が来るはずだったが、弓仲間が急死して来られなくなったそうだ。何でも弓を引いている最中に死んでしまったというので、運命の矢を射るつもりが逆に射られてしまったといって、皆でその男の不運に同情した次第だ。

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