続 壺 齋 閑 話
壺齋閑話の続編です 初編壺齋閑話は
こちら
から閲覧できます
ホーム
|
アーカイブ
|
プロフィール
|
メール
|
facebook
|
twitter
日本の美術
朝顔図屏風:鈴木其一
続壺齋閑話
(
2019年1月19日 17:58
)
|
コメント(0)
鈴木其一は若くして酒井抱一の弟子となり、兄弟子で抱一の家扶であった鈴木蠣潭の養子となったことで、酒井家の士分に列した。抱一の付け人として常に身辺に在り、抱一の制作のほう助をした。そんなことから鈴木其一は、抱一の画風を誰よりもよく受け継いだと言ってよい。
続きを読む
葛秋草図屏風:酒井抱一
続壺齋閑話
(
2019年1月15日 17:23
)
|
コメント(0)
「葛秋草図屏風」は、「月に秋草図屏風」とも呼ばれている。図柄のなかの葛に重点を置くか、月に重点を置くかの違いによる。月の印象のほうがやや勝っているようにも見えるが、その月に覆いかぶさるように繁っている葛のほうもなかなかの存在感だ。
続きを読む
夏秋草図屏風:酒井抱一
続壺齋閑話
(
2019年1月12日 17:33
)
|
コメント(0)
酒井抱一は、尾形光琳よりほぼ一世紀後の人である。姫路藩主酒井忠以の弟として生まれたが、三十七歳の時に出家、しかしすぐに還俗して江戸浅草,下谷に閑居し、絵を描いて気楽な生涯を送った。当初は狩野派に学び、また歌川豊春について浮世絵も描いたが、その後光琳に私淑して、琳派の再興に尽くした。文化十二年(1815)には光琳の百年忌を行い、「光琳百図」などを記念刊行している。
続きを読む
蔦の細道図屏風:深江芦舟
続壺齋閑話
(
2019年1月 8日 17:13
)
|
コメント(0)
深江芦舟は光琳に直接師事した弟子だ。父親が銀座役人だったことから、同じく銀座役人で光琳の庇護者であった中村内蔵之助を介して光琳に近づいたと言われる。画風は、光琳の重々しい作品を思わせるものが多く、その点、光琳の軽快で衣装的な図柄を受け継いだ渡辺始興と対照的である。
続きを読む
四季草花図屏風:渡辺始興
続壺齋閑話
(
2019年1月 5日 17:40
)
|
コメント(0)
渡辺始興は、晩年の尾形光琳に師事し、そこから琳派的なものを学んだが、もともとは狩野派から出発し、やまと絵の素養もあった。そんな背景から、彼の絵には狩野派、やまと絵、琳派が混在し、それらがバラバラに共存しているという印象を与えるのだが、逸品と称される作品は琳派様式のものが多い。
続きを読む
紅白梅図屏風:尾形光琳
続壺齋閑話
(
2019年1月 1日 17:47
)
|
コメント(0)
尾形光琳には「紅白梅図屏風」がもう一点あって、こちらは出光美術館が所蔵している。六隻一層の図屏風で、右隻には三本の梅が、左隻には一本の白梅の枝先が描かれている。どちらも金地を背景にしている。MOA美術館のものと比べると、構図的にはシンプルである。どちらが早く描かれたかははっきりしないが、こちらの方が早いと思われる。
続きを読む
紅白梅図屏風:尾形光琳
続壺齋閑話
(
2018年12月29日 18:04
)
|
コメント(0)
尾形光琳最晩年の作品である「紅白梅図屏風」は、光琳の代表作というにふさわしく、光琳生涯のすべてが込められている作品である。構図の綿密さ、色彩のあでやかさ、そして躍動するリズム感は、宗達を引き継ぎながらそれを超えるものを見る者に訴えかける。
続きを読む
竹梅図屏風:尾形光琳
続壺齋閑話
(
2018年12月25日 17:55
)
|
コメント(0)
尾形光琳は水墨画にもすぐれた作品を多く残したが、この「竹梅図屏風」はその代表的なものだろう。単なる水墨画と異なって、金地に墨で丁寧に描いている。この手の水墨画としては、前後に例のない型破りの作品だ。
続きを読む
八橋図屏風:尾形光琳
続壺齋閑話
(
2018年12月22日 18:02
)
|
コメント(0)
「燕子花図屏風」の製作からほぼ十年後、尾形光琳はほぼ同じモチーフの作品を再び手掛けた。この「八橋図屏風」である。どちらも伊勢物語第九段八つ橋の場面に取材している。これらを見比べると、共通点と相違点とが浮かび上がる。共通点としては、八つ橋の場面で出てくる業平以下の人々が省かれ、ただ燕子花の花の群れのみが描かれていること、相違点としては八つ橋の橋の一部が描き足されていることだ。
続きを読む
松島図屏風:尾形光琳
続壺齋閑話
(
2018年12月18日 17:14
)
|
コメント(0)
尾形光琳は宝永末年から正徳の始めにかけて、宗達の大作を相次いで模写した。それによって、自分自身大作の創作へと飛躍した。宗達の「松島図屏風」については、まず模写をしたうえで、それを自分なりに翻案したものをいくつか描いた。今日残っているのは四点である。その一枚が、ボストン美術館にあるこの「松島図屏風」である。
続きを読む
竹に虎図:尾形光琳
続壺齋閑話
(
2018年12月15日 17:38
)
|
コメント(0)
竹に虎の組み合わせは、武家好みのモチーフとして、室町時代から多く描かれて来た。光琳のこの図は、小さな画面に虎の姿をいっぱいに描き、その周囲に竹を配したものであるが、虎の表情にはいかめしさと滑稽さとが同居していて、これだけを単独に描いても、絵にはならなかったと思う。周囲の竹があるおかげで、虎の大きさが引き立ち、虎らしい雰囲気が出ている。虎だけだったら、猫と区別はつかないだろう。
続きを読む
孔雀立葵図屏風:尾形光琳
続壺齋閑話
(
2018年12月11日 17:14
)
|
コメント(0)
「孔雀立葵図屏風」は、左隻に立葵の花を、右隻に雌雄の孔雀を描いている。双方の絵にはあまり関連は感じられないので、それぞれ独立した作品として鑑賞される。特に孔雀図は、羽を大きく広げた雄の孔雀と、その前で首を低く垂れた雌の孔雀の醸し出す雰囲気がなんとも言えない感動を呼び起こす。
続きを読む
躑躅図:尾形光琳
続壺齋閑話
(
2018年12月 8日 17:53
)
|
コメント(0)
光琳は、江戸在住中に姫路藩主酒井氏の庇護を受けた。この「躑躅図」は酒井氏にささげた逸品である。その後肥前黒田藩に伝えられてきた。当時の武家の嗜好は狩野派であったため、この絵にも狩野派的な雰囲気が感じ取れる。光琳は狩野派から出発したこともあって、狩野派の技法には通じていた。この作品は、しかし狩野派一点張りというわけではなく、墨の処理の仕方に雪舟の撥墨山水画の影響も指摘できる。
続きを読む
波濤図:尾形光琳
続壺齋閑話
(
2018年12月 4日 17:14
)
|
コメント(0)
渦を巻いて盛り上がる波濤を描いたこの絵は、宗達の「雲龍図屏風」にヒントをえたものと考えられる。雲龍図屏風のなかから、波濤の部分を単独に取り出して、それを拡大しながら、二曲の屏風の面に定着した。この二曲の屏風面は、ほぼ正方形に近く、しかも大画面なので、表現の場としては色々な工夫が可能である。光琳はその可能性を最大限生かして、新しい表現様式を模索したのだろう。
続きを読む
太公望図:尾形光琳
続壺齋閑話
(
2018年12月 1日 17:59
)
|
コメント(0)
太公望は中国の伝説中の人物で、周の文王を補佐して天下の三分の二を平定したとされる呂尚のこと。釣糸を垂れてのんびりと過ごす太公望のもとに文王が足を運んで誘う場面は、徳川時代の武家たちに喜ばれたテーマで、さまざまな画家がそのモチーフを絵にした。光琳は、文王を除いて、太公望だけに焦点を当て描いた。
続きを読む
群鶴図屏風:尾形光琳
続壺齋閑話
(
2018年11月27日 17:54
)
|
コメント(0)
この群鶴図屏風は、六曲一双の屏風絵の大作であることから、光琳が大作を本格的に手掛けた晩年の作だと考えられるが、千羽鶴図との対比という意味で、ここに掲げた。
続きを読む
千羽鶴図:尾形光琳
続壺齋閑話
(
2018年11月24日 17:59
)
|
コメント(0)
この千羽鶴図も、江戸の豪商冬木家に伝えられてきたもの。香包の装飾図柄として描かれた。香包とは香木を包んだもので、縦横それぞれ二度づつ折り、折り目の作る九面のうち、向かって左側の中央が表になるようになっている。この絵をよく見ると、その折り目が見えており、表面にあたるところに、鶴がもっとも密集して描かれているのがわかる。
続きを読む
秋草文様小袖(冬木小袖):尾形光琳
続壺齋閑話
(
2018年11月20日 17:19
)
|
コメント(0)
秋草をあしらったこの小袖は、江戸の材木商冬木家に伝来したことから「冬木小袖」と呼ばれている。江戸に出て来たばかりの光琳が、冬木家の求めに応じて製作したものらしい。小袖の白い布地に、墨と淡彩で秋草を描いたものだ。
続きを読む
草花図巻:尾形光琳
続壺齋閑話
(
2018年11月17日 17:31
)
|
コメント(0)
光琳は宝永元年(1704)に江戸へ出てくると、芸術上の庇護者を求めて方々の大名へ接近する。そして彼らのために様々な作品を制作するのであるが、「草花図巻」と題するこの図巻は津軽家のために描いたもの。軸心から「宝永二乙酉六月三日」という日付が出て来たから、江戸へ移住してまもない頃の作品と考えられる。
続きを読む
秋草図屏風:尾形光琳
続壺齋閑話
(
2018年11月13日 17:20
)
|
コメント(0)
光琳には草花をモチーフにした作品が数多くある。とりわけ初期の作品に多い。それらの図案は、単に自然の花を再現したと言うよりは、曲線の使い方や構図の配置などに装飾性が認められる。こうした装飾性は、燕子花図と通じるもので、光琳の実家雁金屋の家業である衣装の文様に通じるものだ。光琳は実家の衣装文様のデザインの特徴を、一方では燕子花図のような様式的な図柄に発展させるとともに、この図柄のように、自然を装飾的に描いたわけだ。
続きを読む
Previous
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
Next
« 11)日本文化考
|
メインページ
|
アーカイブ
|
40)古典を読む »
検索
姉妹サイト
更新履歴
壺齋閑話
東京を描く
日本語と日本文化
日本の美術
宮沢賢治の世界
村上春樹を読む
万葉集を読む
伊勢物語絵巻
知の快楽
漢詩と中国文化
陶淵明の世界
英詩と英文学
マザーグースの歌
シェイクスピア
ブレイク詩集
ビートルズの世界
フランス文学と詩の世界
フランス民謡の世界
詩集:緋色の愛
豊穣たる熟女たち
TOKYO TOWNSCAPES
WATERCOLOR-水彩画
壺齋散人の美術批評
壺齋散人の映画探検
ロシア情勢を読む
中国を語る
動物写真を楽しむ
地球と宇宙の科学
人間の科学
あひるの絵本
学海先生の明治維新
人気ブログランキングへ
このブログを購読
本日
昨日
カテゴリ
日本語を語る (26)
日本文化考 (329)
日本の美術 (1011)
古典を読む (334)
日本文学覚書 (377)
日本史覚書 (189)
漢詩と中国文化 (140)
英詩と英文学 (49)
ブレイクの挿絵 (102)
詩人の魂 (34)
世界の文学 (149)
読書の余韻 (336)
知の快楽 (649)
反哲学的エッセー (115)
美を読む (1304)
人間の科学 (21)
地球と宇宙の科学 (51)
世界情勢を読む (525)
経済学と世界経済 (77)
日本の政治と社会 (619)
旅とグルメ (296)
動物写真・生命賛歌 (74)
水彩画を楽しむ (54)
映画を語る (1568)
壺齋小説 (87)
日々雑感 (311)
最近のコメント
√6意味知ってると舌安泰:
続きを読む
操作(フラクタル)自然数 :
≪…円環的時間 直線
続きを読む
ヒフミヨは天岩戸の祝詞かな:
≪…アプリオリな総合
続きを読む
[セフィーロート」マンダラ:
≪…金剛界曼荼羅図…
続きを読む
「セフィーロート」マンダラ:
≪…直線的な時間…≫
続きを読む
ヒフミヨは天岩戸の祝詞かな:
≪…近親婚…≫の話は
続きを読む
存在量化創発摂動方程式:
≪…五蘊とは、色・受
続きを読む
ヒフミヨは天岩戸の祝詞かな:
≪…性のみならず情を
続きを読む
レンマ学(メタ数学):
≪…カッバーラー…≫
続きを読む
ヒフミヨは天岩戸の祝詞かな:
≪…数字の基本である
続きを読む
最近のブログ記事
湘南風景:萬鉄五郎の風景画
窓:萬鉄五郎の心象画
水着姿:萬鉄五郎の人物画
T子像:萬鉄五郎の肖像画
少女の像(次女馨子):萬鉄五郎の肖像画
地震の印象:萬鉄五郎の印象風景画
少女(校服のとみ子):萬鉄五郎の肖像画
ねて居る人:萬鉄五郎の裸婦像
風景:萬鉄五郎の抽象風景画
裸婦:萬鉄五郎のキュビズム風肖像画
アーカイブ
月を選択...
2024年10月
2024年9月
2024年8月
2024年7月
2024年6月
2024年5月
2024年4月
2024年3月
2024年2月
2024年1月
2023年12月
2023年11月
2023年10月
2023年9月
2023年8月
2023年7月
2023年6月
2023年5月
2023年4月
2023年3月
2023年2月
2023年1月
2022年12月
2022年11月
2022年10月
2022年9月
2022年8月
2022年7月
2022年6月
2022年5月
2022年4月
2022年3月
2022年2月
2022年1月
2021年12月
2021年11月
2021年10月
2021年9月
2021年8月
2021年7月
2021年6月
2021年5月
2021年4月
2021年3月
2021年2月
2021年1月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年9月
2020年8月
2020年7月
2020年6月
2020年5月
2020年4月
2020年3月
2020年2月
2020年1月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年9月
2019年8月
2019年7月
2019年6月
2019年5月
2019年4月
2019年3月
2019年2月
2019年1月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年9月
2018年8月
2018年7月
2018年6月
2018年5月
2018年4月
2018年3月
2018年2月
2018年1月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年9月
2017年8月
2017年7月
2017年6月
2017年5月
2017年4月
2017年3月
2017年2月
2017年1月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年9月
2016年8月
2016年7月
2016年6月
2016年5月
2016年4月
2016年3月
2016年2月
2016年1月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年9月
2015年8月
2015年7月
2015年6月
2015年5月
2015年4月
2015年3月
2015年2月
2015年1月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年9月
2014年8月
2014年7月
2014年6月
2014年5月
2014年4月
2014年3月
2014年2月
2014年1月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年9月
2013年8月
2013年7月
2013年6月
2013年5月
2013年4月
2013年3月
2013年2月
2013年1月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年9月
2012年8月
最近のコメント