ギリシャ・ローマ神話に出てくる冥界への入りについて、このたびイタリアの研究グループが詳細に調査したそうだ。その入り口なるものがあるところは、小アジアの都市ヒエロポリス(現在はトルコのパムッカレ)の丘にあるハーデス神殿の一角、そこに大きく口をあけた穴が、冥界への入り口なのだそうだ。
日々雑感
宝塚歌劇団の台北公演(於国立劇場)が好調だそうだ。初日の6日に満席となったのを始め、15日間にわたるすべての公演について、入場券(合計24000席)を既に完売したという。
大リーグ、レンジャーズ所属のダルビッシュ有が、4月3日の対アストローズ戦で好投し、26人をノーヒットで抑え、あと一人でパーフェクトゲームというところまでいった。大リーグの長い歴史の上でも、パーフェクトゲームを達成したピッチャーはたった23人しかいない。その途方もない記録をあと一人で達成と言うところまでいったわけだから、当日の球場は異常な雰囲気に包まれたそうだ。結果的には達成できなかったが、その余韻は球場外まで溢れだし、スポーツ関係のメディアはもとより、一般のブログなどでも話題になったようだ。
長嶋茂雄氏と松井秀喜氏が二人そろって国民栄誉賞に選ばれたそうだ。記者会見でそのわけを聞かれた菅官房長官は、先日大鵬関が選ばれたことが弾みになって、長嶋氏の名前があがった、というような意味のことを言ったらしい。つまり、かつて「巨人、大鵬、卵焼き」といわれて、日本国人に広く愛されたことを記念して、今回その巨人のシンボルともいえる長嶋氏に賞を上げる気に、安倍政権はなったというわけだろう。
久しぶりに気持ちよく晴れ渡ったので、近所にある長津川公園というところに桜を見に出かけた。今年はソメイヨシノの開花が早く、東京地方では3月20日前後に咲き始めたと聞いていたので、もはや散っているかと思っていたが、ご覧のとおり、いまだ爛漫たる咲きぶりで、筆者を迎えてくれた。実は一昨日まで、ちょっとした病気の治療のために三日ほど都内の病院に入院していたので、その間に散ってしまったのではないかと心配していたのだったが、その心配が外れて妖艶な様子を見ることが出来、聊かラッキーな気分になった次第だった。
NHKが東北復興支援ソングとして流している「花は咲く」が、いまや国民の広い範囲で歌われているという。昨年末のNHKの歌番組「紅白歌合戦」でも、西田敏行さんら東北ゆかりの人たちが中心になって歌っていた。それぞれが一枚のガーベラを手にしながら歌い継いでいった歌声は、それを聞く者の心を癒したに違いない。
増上寺を辞去した後、マラソンの様子を見ながら日比谷通りを新橋方面に歩いていったら環状2号線(通称マッカーサー道路)整備用地との交差点に差し掛かった。そこから虎の門方向を見ると、写真のような高層ビルが建ちあがりつつあるのが見えた。この道路は再開発手法で計画されているのだが、その中核となるのがこのビルだ。
東京を描く市民の会の月例スケッチが芝増上寺で開催されるというので、集合時間の10時前に現地に出かけてみた。浅草線の大門駅で降りて、途中町の風景をカメラに収めながら解脱門に近づいていくと、何やら変った雰囲気が立ち込めている。聞けば東京マラソンが開催中で、解脱門の前の日比谷通りがそのコースになっているせいで、大勢の人が応援に駆け付けているのだという。筆者が解脱門の前にたどりついたのは、9時45分頃だったが、その時にはすでに、車椅子マラソンの先頭グループが折り返し点から戻ってきて、浅草方面に向かって疾走しているところだった。やがて、招待選手らからなる先頭集団が大きな塊となって通り過ぎて行った。
レスリングといえば第一回目のオリンピックから演じられてきたもっとも伝統ある競技だ。なにしろギリシャ・オリンピックの時代から主要な競技種目であったわけだから、その伝統には悠久の歴史を感じさせるものがある。ところがこの伝統ある競技が、2020年の大会から除外される可能性が出てきた。
今年(2013)71歳になるポール・マッカートニーが最新アルバム Kisses on the bottom でグラミー賞を受賞した。これまでに数えきれないほどの賞をもらい、メダルやトロフィーをキャビネットに収めきれないというポールだが、やはり新しい賞を貰えばうれしいという。
先日、人気ポップグループAKB48のメンバー峯岸みなみさんが坊主頭になって、なにかをしきりに謝罪している様子がテレビに映し出され、事情のわからない筆者などは実に異様に感じたものだ。謝罪の意思表示として頭を丸めることは、一部のマッチョの世界ではあると聞いていたが、まさか若い女性がそんなことをするとは思いもよらなかったからだ。女性が頭を丸めるのは出家するときだけで、それ以外のケースではありえないことだといってよい。そのありえないことが起きたわけだから、驚きも大きかったわけである。
大鵬と言えば、筆者のような団塊の世代の日本人にとっては、少年時代の憧れの力士だった。12勝3敗の好成績で衝撃的なデビューをしたのが昭和35年の初場所。そのとき筆者は小学校の五年生だったが、彗星のように現れたこの力士に日本中が盛り上がったのを覚えている。その後順調に出世を重ね、柏戸とともに相撲界をリード、柏鵬時代と言われる相撲の黄金時代を演出し、自身三十二回の優勝を達成した。この記録はいまだに破られていない大記録だ。いかに偉大な横綱だったかが良くわかろうというものだ。
今年のMLBにはホール・オヴ・フェイマーが一人も誕生しなかった。1996年以来のことだという。1996年の場合には大物がいなかったという事情があったようだが、今回は違う。文句ない大記録を打ち立てたあのバリー・ボンズとロジャー・クレメンスが選出対象になったにもかかわらず、彼等も基準を満たす投票数が得られなかったのだ。それだけではない、マーク・マグワイアやサミー・ソーサといった大物も、いまだ選ばれれてはいない。いわゆるドーピング問題が彼らの頭上に漂っているせいだ。
長崎が、香港、モナコとともに世界新三大夜景に選ばれたことで、多くの観光客が長崎を訪れているそうだ。筆者も、稲佐山の上から長崎の夜景を眺めたことがあるが、山と海をバックに広がる市街地の夜景が何とも印象的だったのを覚えている。
毎年元日にはその年の干支を水彩画で描いてホームページにアップするのが習わしになっているので、今年もその例に従いやってみた。今年の干支は蛇である。蛇と言うのは、形からして絵になりにくい。だから敢えて絵にしようと思うと、このように多少の工夫をしなければならない。その工夫が果して実を結んだかどうか、その評価は読者にお任せしたい。
リチャード三世といえば、シェイクスピア劇に出てくるキャラクターの中でもとびきり迫力ある人物像だ。そのとびきりさと言うのは、自分にとって邪魔になりそうな人間を殺しつくした残虐さにおいてである。リチャード三世はまた、歴史上に実在した人物でもあった。彼は1483年から1485年までの約2年間、イングランドの国王として君臨していたのである。
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