世界情勢を読む

習近平政権が日中戦争史を書き換え

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習近平政権が、歴史教科書における日中戦争史の記述を書き換える動きを始めたそうだ。これまでは、日中戦争の開始は1937年の盧溝橋事件とされ、それから終戦までの八年間を日中戦争とし、これを抗日戦あるいは八年戦争と呼んできた。それを変えて、1931年の満州事変を日中戦争の開始とし、この戦争を十四年戦争と呼ぶべく、歴史教科書の現場に指示したというのである。

今年行なわれるフランス大統領選で、極右政党国民戦線(FN)の党首マリーヌ・ル・ペンが勝つ公算が強まっている。もしそうなった場合には、強烈なナショナリストを標榜する指導者がヨーロッパの大国に現れるわけで、EUはおそらく解体するだろうと予想される。そればかりでない、欧米における政治地図が一変するような事態が起こる可能性もある。

トランプ「北朝鮮挑発ツイート」の真意

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トランプがツイッター上で、北朝鮮の核ミサイルがアメリカ本土を直撃する可能性について、「そんなことは起こらない」と北朝鮮を挑発するかのようなことをツイートした。トランプがどんな根拠でこんなことを言ったのか、世界中が喧々諤々の反応を示している。

ロシア政府がアメリカの大統領選にかんして所謂サーバー攻撃を仕掛けたことで、選挙結果に重大な影響が生じたと判断したオバマが、ロシア大使館員らを国外追放するなど、報復制裁措置をとった。これに対してプーチンのほうは、いまのところは鷹揚に構えている。大統領がトランプに変れば状況も自ずから変わるはずだから、なにも慌てることはないと判断しているようだ。

ホーキング博士がトランプを批判

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著名な理論物理学者のスティーヴン・ホーキング博士が、テレビインタビューの中でトランプを批判し、彼は「最小公分母にアピールしているようなデマゴーグだ(a demagogue who seems to appeal to the lowest common denominator)」と言った。

金ぴか鶏としてのトランプ

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写真(TIMEから)は、山西省太原市の一角に登場した膨張式の巨大なアイコン。鶏になったトランプをイメージしているそうだ。2017年が酉年なので、このようなアイコンを作り、正月に先立って披露されたのだという。

東アジアに広がる中国の影

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安倍晋三総理がプーチンに色目を使って東アジアから目を背けている間にも、この地域の情勢は確実に変化している。それを一言で言えば、中国の影が地域全体に広がりつつあるということだ。その動きについて、筆者の参照できる範囲の情報をもとに、概観してみたい。

アレッポの虐殺

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長い間シリアの反体制派の拠点だったアレッポがアサド政権によって制圧されたことに伴い、大規模な虐殺が起っているようだ。アサド政権は、アレッポの住民全体をテロリストとみなし、成人男性はもとより女性や子どもまで殺している。こうした事態に対して国連などが憂慮を表明しているが、アサド政権による虐殺は一向おさまる気配を見せないようだ。

世論の右傾化が世界規模で進んでいることの背景では、インターネットが一定の役割を果たしているようだ。日本では、ネトウヨと呼ばれる連中が極右的な言説を垂れ流しているが、それは安倍政権の登場によって励まされた面がある。ヨーロッパでもナショナリズムの高まりに伴い、排外主義的な言説が広まりつつあり、今回のトランプ政権の登場によって、それが世界規模で増幅する事態が予想される。こうした極右的な言説は、極端な人種差別をその共通の特徴としているようだが、彼らの攻撃の矛先は、ユダヤ人とかイスラム教徒へと向かう。


奇想天外な閣僚人事で世間を騒がしているトランプが、今度は麻薬取締局の長官に、メキシコの麻薬犯罪王で、エル・チャポ(El Chapo ちび)のニックネームで知られるホアキン・グスマンを起用する意向を見せて、これまで最大級のサプライズを引き越している。

トランプが労働長官に起用したアンドリュー・パズダー(Andrew Puzder)は外食産業のCarl's Jr. and Hardee'sを経営しているが、これは所謂ブラック企業として有名だ。従業員からの苦情を受けて労働省が調査したところ、その60パーセントで最低賃金以下であったり、法の基準を超えたオーバーワークが指摘された。アメリカではブラック企業という言葉はないらしいが、日本のブラック企業も顔負けするほどのブラック振りらしい。それの経営者が労働長官になるわけだから、労働者にとっては笑えない話だろう。

TIMEのPerson of the Yearにトランプが選ばれる

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雑誌TIMEが、毎年恒例のPerson of the Yearにトランプを選んだ(写真は当該号の表紙)。紹介のコメントには、President of the Divided States of Americaと記した。これに対してトランプは、これを報ずるテレビ番組に電話出演して、感想を述べた。「選んでもらったのは光栄だが、"分裂"と書くのは嫌味だと思う。私はまだ大統領ではないので、分裂させるようなことは何もしていない」と言ったそうだ。

プミポン王の死後保留されていたヴァジラロンコン皇太子の王位継承が実現した。皇太子自身の不人気に加え、現王朝は九代で滅びるという予言が広く信じられていたこともあって、ヴァジラロンコン皇太子の即位はないのではないかとも言われていたが、結局彼が即位するということで最終的な決着がついたわけだ。

トランプが中印を挑発

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トランプが台湾の蔡英文総統と電話会談を行い、互いの享協力関係について話し合ったそうだ。1979年の米中国交回復以来アメリカは台湾と外交関係を絶ち、台湾も中国の一部だとする本土の政権に敬意を表してきたが、これはその外交上の先例を破るもので、今後への影響が考えられる。実際本土側から早速反応があって、アメリカと台湾とが直接外交上のやり取りをすることは認められないと反発した。

トランプはアメリカ版ベルルスコーニ?

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アメリカでは今、トランプをベルルスコーニと比較するのが流行っているそうだ。ベルルスコーニもトランプ同様ビジネスマン上がりだったし、登場した時には誰からもまともに相手にされなかった。にもかかわらず、合計9年間にわたり、イタリアの政治を牛耳った。トランプもベルルスコーニ同様、長期政権を享受するのではないか、そうひそかに噂されているらしい。

生けるトランプ死せるカストロを罵る

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キューバ革命の「英雄」フィデル・カストロが死んだことで、トランプがツイッターで吠えた。カストロを残忍な独裁者と呼び、彼の「業績」を「盗み、想像を絶する苦悩、貧困、基本的人権の否定」だったと断定した。

トランプと反ユダヤ主義

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トランプの政策の一つに在イスラエル大使館をテル・アヴィヴからエルサレムに移すというものがあったが、それを巡ってアメリカのユダヤ人社会で大きな反応が起きているようだ。アメリカにはイスラエルと並んで地上最大のユダヤ人コミュニティがある。そのコミュニティは、必ずしもイスラエルのユダヤ人と利害を同じくするわけではない。イスラエルのユダヤ人が喜ぶことが、アメリカのユダヤ人を窮地に立たせることもありうる、そう彼らは考えている。

トランプがメディア支配に乗り出す

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ツイッターを通じて、「ハミルトン」や「サタデー・ナイト・ライヴ」を罵り続けたトランプが、今度はトランプタワーの25階にテレビ局の幹部たちを集めて苦言を呈した。席上最初に彼が言った言葉は、「NBCニュースは自分の写真を紹介する際にわざと二重あごに映った顔を映し出した。なぜもっとましな写真を使わなかったんだ」というものだった。

来年のフランス大統領選挙を控え、中道・右派政党の予備選が実施され、フィヨンが一位に、ジュペが二位になり、大統領への返り咲きをねらっていたサルコジは敗退した。これを受けて、フィヨンとジュペとの間で決選投票が行われることになるが、これはフランスの未来にとって重大なものになると思われる。というもの、その勝者と極右政党NF党首マリーヌ・ル・ペンとの間で、大統領選が最終的に戦われることになると思われるからだ。その勝者が、次のフランス大統領となる可能性が、圧倒的に高い。

トランプのネポティズム

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トランプが、日本の安倍総理との会談に自分の娘や義理の息子を同席させたことで、米国ではトランプのネポティズムへの懸念が高まっている。アメリカには反ネポティズム法というものがあって、親族や密接な利害関係者を合衆国の公職に採用することを、大統領に対して禁止しているのだが、トランプはそれを無視するのではないかと、懸念しているわけだ。

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