世界情勢を読む

アレッポの虐殺

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長い間シリアの反体制派の拠点だったアレッポがアサド政権によって制圧されたことに伴い、大規模な虐殺が起っているようだ。アサド政権は、アレッポの住民全体をテロリストとみなし、成人男性はもとより女性や子どもまで殺している。こうした事態に対して国連などが憂慮を表明しているが、アサド政権による虐殺は一向おさまる気配を見せないようだ。

世論の右傾化が世界規模で進んでいることの背景では、インターネットが一定の役割を果たしているようだ。日本では、ネトウヨと呼ばれる連中が極右的な言説を垂れ流しているが、それは安倍政権の登場によって励まされた面がある。ヨーロッパでもナショナリズムの高まりに伴い、排外主義的な言説が広まりつつあり、今回のトランプ政権の登場によって、それが世界規模で増幅する事態が予想される。こうした極右的な言説は、極端な人種差別をその共通の特徴としているようだが、彼らの攻撃の矛先は、ユダヤ人とかイスラム教徒へと向かう。


奇想天外な閣僚人事で世間を騒がしているトランプが、今度は麻薬取締局の長官に、メキシコの麻薬犯罪王で、エル・チャポ(El Chapo ちび)のニックネームで知られるホアキン・グスマンを起用する意向を見せて、これまで最大級のサプライズを引き越している。

トランプが労働長官に起用したアンドリュー・パズダー(Andrew Puzder)は外食産業のCarl's Jr. and Hardee'sを経営しているが、これは所謂ブラック企業として有名だ。従業員からの苦情を受けて労働省が調査したところ、その60パーセントで最低賃金以下であったり、法の基準を超えたオーバーワークが指摘された。アメリカではブラック企業という言葉はないらしいが、日本のブラック企業も顔負けするほどのブラック振りらしい。それの経営者が労働長官になるわけだから、労働者にとっては笑えない話だろう。

TIMEのPerson of the Yearにトランプが選ばれる

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雑誌TIMEが、毎年恒例のPerson of the Yearにトランプを選んだ(写真は当該号の表紙)。紹介のコメントには、President of the Divided States of Americaと記した。これに対してトランプは、これを報ずるテレビ番組に電話出演して、感想を述べた。「選んでもらったのは光栄だが、"分裂"と書くのは嫌味だと思う。私はまだ大統領ではないので、分裂させるようなことは何もしていない」と言ったそうだ。

プミポン王の死後保留されていたヴァジラロンコン皇太子の王位継承が実現した。皇太子自身の不人気に加え、現王朝は九代で滅びるという予言が広く信じられていたこともあって、ヴァジラロンコン皇太子の即位はないのではないかとも言われていたが、結局彼が即位するということで最終的な決着がついたわけだ。

トランプが中印を挑発

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トランプが台湾の蔡英文総統と電話会談を行い、互いの享協力関係について話し合ったそうだ。1979年の米中国交回復以来アメリカは台湾と外交関係を絶ち、台湾も中国の一部だとする本土の政権に敬意を表してきたが、これはその外交上の先例を破るもので、今後への影響が考えられる。実際本土側から早速反応があって、アメリカと台湾とが直接外交上のやり取りをすることは認められないと反発した。

トランプはアメリカ版ベルルスコーニ?

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アメリカでは今、トランプをベルルスコーニと比較するのが流行っているそうだ。ベルルスコーニもトランプ同様ビジネスマン上がりだったし、登場した時には誰からもまともに相手にされなかった。にもかかわらず、合計9年間にわたり、イタリアの政治を牛耳った。トランプもベルルスコーニ同様、長期政権を享受するのではないか、そうひそかに噂されているらしい。

生けるトランプ死せるカストロを罵る

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キューバ革命の「英雄」フィデル・カストロが死んだことで、トランプがツイッターで吠えた。カストロを残忍な独裁者と呼び、彼の「業績」を「盗み、想像を絶する苦悩、貧困、基本的人権の否定」だったと断定した。

トランプと反ユダヤ主義

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トランプの政策の一つに在イスラエル大使館をテル・アヴィヴからエルサレムに移すというものがあったが、それを巡ってアメリカのユダヤ人社会で大きな反応が起きているようだ。アメリカにはイスラエルと並んで地上最大のユダヤ人コミュニティがある。そのコミュニティは、必ずしもイスラエルのユダヤ人と利害を同じくするわけではない。イスラエルのユダヤ人が喜ぶことが、アメリカのユダヤ人を窮地に立たせることもありうる、そう彼らは考えている。

トランプがメディア支配に乗り出す

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ツイッターを通じて、「ハミルトン」や「サタデー・ナイト・ライヴ」を罵り続けたトランプが、今度はトランプタワーの25階にテレビ局の幹部たちを集めて苦言を呈した。席上最初に彼が言った言葉は、「NBCニュースは自分の写真を紹介する際にわざと二重あごに映った顔を映し出した。なぜもっとましな写真を使わなかったんだ」というものだった。

来年のフランス大統領選挙を控え、中道・右派政党の予備選が実施され、フィヨンが一位に、ジュペが二位になり、大統領への返り咲きをねらっていたサルコジは敗退した。これを受けて、フィヨンとジュペとの間で決選投票が行われることになるが、これはフランスの未来にとって重大なものになると思われる。というもの、その勝者と極右政党NF党首マリーヌ・ル・ペンとの間で、大統領選が最終的に戦われることになると思われるからだ。その勝者が、次のフランス大統領となる可能性が、圧倒的に高い。

トランプのネポティズム

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トランプが、日本の安倍総理との会談に自分の娘や義理の息子を同席させたことで、米国ではトランプのネポティズムへの懸念が高まっている。アメリカには反ネポティズム法というものがあって、親族や密接な利害関係者を合衆国の公職に採用することを、大統領に対して禁止しているのだが、トランプはそれを無視するのではないかと、懸念しているわけだ。

トランプがハミルトンを攻撃

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トランプがハミルトンを攻撃といっても、トランプがハミルトンという実在の人間を攻撃したわけではない。アメリカ建国の父の一人であるハミルトンをテーマにしたミュージカルのスタッフを、トランプが攻撃したということだ。このミュージカルはいまブロードウェーで大当たりをとっていて、トニー賞やグラミー賞などを総なめにしてロングランの勢いを示している。そのミュージカルのスタッフに立腹したトランプが、彼らを攻撃したというわけなのである。

スティーヴ・バノンを主席情報官に選んだのに続いて、ジョフ・セッションズを司法長官に、マイケル・フリンを安全保障担当補佐官に、マイク・ポンペオをCIA長官に選んだ。いづれも名うてのハードライナーとして知られる。また、トランプとは強い信頼感で結ばれているといわれる。

トランプの選挙参謀で、いまは代理人のカール・ヒグビーが、フォックス・ニュースのインタビューの中でイスラム教徒の排除政策に言及し、アメリカが第二次大戦中に日系市民を対象に実施した隔離政策を参考に考えていると答えた。日系人への隔離政策が、法的に許容されるのなら、イスラム教徒の排除政策も法的に許容されるはずだ。そういう論拠を展開したという。

米大統領に選ばれたトランプが、早速政権発足に向けた準備に取り掛かった。なにせ米政界とは無縁なことを売り物にしてきたこともあって、側近を始め重要スタッフには、個人的に信頼している人間を重点的に採用すると公言している。その中には、自分の息子や娘も含まれていて、彼らを重要な公職につけるようである。

「11月8日の大統領選の結果敗北した者は、誰であれ翌日中にアメリカを立ち去って二度と戻ってこないよう求める」という内容の大統領令に、オバマ米大統領が署名したそうだ。理由は、今回の大統領選によって生じた国民の間の分裂を、すこしでもやわらげたいということらしい。ともあれ前代未聞のことなので、この情報に接した時、筆者は悪い冗談ではないかと思ったほどだが、どうやら冗談ではないらしい。

Swamp of Crazy

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最近バラク・オバマの言動が過激になっている。先日はプーチンを罵って「お前は間抜けなロバだ」とか「くされちんぽ」だとか、普通なら聞くに耐えない言葉を発したが、今度はドナルド・トランプをさして、「Swamp of Crazy(きちがい沼)からやってきた」と罵った。

プミポン後のタイ

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タイの国民統合のシンボルとして絶大な影響力を持ちつづけて来たプミポン国王が死んだ。普通なら憲法の規定にしたがって速やかに王位継承の儀となるところだが、その王位継承が当分延期されることとなった。軍事政権の説明では、ヴァジラロンコン皇太子から、当分は喪に服したいので王位継承を延期したいとの申し出があったとされているが、その真偽を巡っては様々な憶測が流れているようだ。日本のメディアではそれを取り上げるものがないので、主に欧米系のメディアを通じて知るほかはないが、ここではそんな憶説の幾分かについて取り上げてみたい。

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